お部屋探し初期費用で掛かる火災保険って?金額相場は?加入は必須?

賃貸物件の火災保険とは?

「火災保険って具体的にどういった内容なんだろう?

金額の相場についても知りたい。

もし火災保険を自己加入できて安くできるならいいな」

このような疑問にお答えします。

筆者は賃貸営業歴5年の賃貸営業マンです。

宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格も保有しています。

賃貸契約を結ぶ際に必ず加入する火災保険。

しかし賃貸の火災保険に関して疑問を抱いている方も多いと思います。

そこで今回の記事では賃貸物件の火災保険について詳しく解説していきます。

  1. お部屋探し初期費用で発生する火災保険って?
  2. 火災保険の加入は必須?
  3. 火災保険の金額相場・契約期間
  4. 火災保険の自己加入について

おもに上記4点について詳しく解説をしていきます。

これから賃貸契約を結ばれる方はぜひ参考にご覧いただけましたら幸いです。

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お部屋探し初期費用で発生する火災保険って?

火災保険3種類

賃貸物件の火災保険とは

賃貸物件の火災保険とは、

  • 自身の家財を守るため
  • 原状回復義務を果たすため

主にこの2点を補う為に加入します。

大きくまとめて賃貸物件の火災保険と呼ばれていますが、細かく見ていくと下記の3つの種類に分けられています。

  • 家財保険
  • 借家人賠償責任保険
  • 個人賠償責任保険

一つひとつ解説していきます。

家財保険

火災・水漏れ・落雷・盗難などが起きた際に自身の家財に対して補償してくれる保険です。

補償内容や金額に関してはそれぞれの保険会社により異なります。

基本的にはお住まいになるお部屋の広さや間取り・入居人数により保険会社にてオススメのプランが用意されていることが多いです。

借家人賠償責任保険

この借家人賠償責任保険が一番重要かもしれません。

火災や水漏れなどで原状回復義務が発生した場合に、貸主(オーナー)に対して補償してくれる保険です。

万が一、原状回復義務が発生すると貸主に対して高額の賠償責任が発生しますので、こうしたリスクを防ぐためにも借家人賠償責任保険の加入はほぼ全ての不動産会社から加入を求められます。

個人賠償責任保険

日常生活で他人に怪我や損害を与えてしまった場合の責任を補償してくれる保険です。

家財保険や借家人賠償責任保険と比べると重要性は低いですが、加入するとより安心して生活できるかと思います。

主に上記3点をまとめて賃貸物件の火災保険と呼ばれることが多いです。

火災保険の契約は基本的に物件を契約した不動産会社から併せて火災保険も紹介されて契約することがほとんどです。

保証会社とは違うの?

よく混合されてしまうのは賃貸保証会社との違いです。

賃貸保証会社は入居者が家賃を滞納した時に代わりに貸主(オーナー)へ支払うシステムのもので、家賃を保証する会社です。

賃貸の火災保険とは全く別のものとなり、それぞれにお部屋探しの初期費用が発生しますので混合しないようにしましょう。

火災保険の加入は必須?

賃貸借契約を結ぶにあたり火災保険の加入は必須です。

特に借家人賠償責任保険は最低でも加入必須で賃貸借契約を結びます。

万が一、高額の原状回復義務が発生した際にしっかり対応できるようにするためです。

家財保険、借家人賠償責任保険、個人賠償責任保険のすべてに加入をしなくてもいい不動産会社もあると思いますが、基本的にはこの3点がセットになったプランで火災保険の紹介を受けます。

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火災保険の金額相場と火災保険の自己加入について

火災保険の金額相場

火災保険の金額相場・契約期間

火災保険の金額は不動産会社によりさまざまですが、

15000円~20000円(2年毎)

が火災保険の相場となります。

参考に筆者が勤めていた不動産会社の火災保険の料金プランを掲載致します。

不動産会社から火災保険を紹介される際の良い参考になるかと思います。

Sコース Aコース Bコース Cコース Dコース Eコース
家財保険 300万円 400万円 500万円 600万円 700万円 800万円
借家人賠償責任 2000万円 2000万円 2000万円 2000万円 2000万円 2000万円
個人賠償責任 2000万円 2000万円 2000万円 2000万円 2000万円 2000万円
保険期間1年 9750円 11000円 12250円 13500円 14750円 16000円
保険期間2年 16000円 18000円 20000円 22000円 24000円 26000円
間取り 1R・1K・1DK 1LDK.2DK.2LDK 3DK.3LDK
家財保険金額の目安 300万円~500万円 400万円~600万円 500万円~

家財保険の金額の目安からプランを選んでいくのですが、よほど高い家財を持っていないければ十分目安の金額で補償は足りるかと思います。

ですので私は赤色のSコース・Aコース・Bコースでお客様の間取りなどによりプランを変更して火災保険の紹介を行っていました。

他の不動産会社で管理している物件も多数契約を仲介してきましたが、ほとんどが上記のような金額プランの火災保険でしたね。

また、火災保険の契約期間に関しては物件の契約期間と併せて2年毎とする火災保険の契約がほとんどです。

火災保険の自己加入について

上記でご説明させていただいたように、基本的には契約を結ぶ物件の管理会社指定の火災保険に加入することになります。

ですが、不動産会社は仲介手数料だけの売上だけではなく、こうして火災保険を紹介することで保険会社から紹介料をもらって火災保険などからも売上を計上しています。

その分、不動産会社から紹介を受ける火災保険料には手数料の分上乗せされた金額となります。

さらに、火災保険の自己加入が出来れば最低限の借家人賠償責任保険だけの加入でも問題ない可能性があるので、より安いプランで火災保険に加入できます。

ですので不動産会社から紹介を受ける火災保険よりも、個人で直接保険会社に問い合わせて火災保険に加入した方が火災保険料を抑える事が出来るのです。

この火災保険の自己加入が出来るかどうかは物件の管理会社次第となります。

どうしても初期費用を抑えたい方は担当の営業マンに相談してみて下さい。

ただ、筆者の個人的な意見を述べさせて頂きますと、物件の契約と並行して火災保険の契約も別途個人で行うのは正直大変なのかなと思います。

それと同時に引っ越し業者の手配や家具家電を買い揃えたり…

という作業もありますので、その点も踏まえて火災保険の自己加入を検討いただければと存じます。

まとめ

火災保険総まとめ

今回は賃貸物件の火災保険に関して解説させて頂きました。

通常生活していてどのような危険が舞い降りてくるか分からないですし、火災など十分に気を付けていたとしても100%大丈夫という保証はありません。

多少金額は高くても万が一のためにしっかりとした補償が付いている火災保険に加入することをオススメします。

また、火災保険の自己加入が管理会社より認められれば火災保険料を安く抑える事も可能になります。

「契約希望の物件が火災保険の自己加入が出来る物件」かどうか担当の営業マンに確認してみて下さい。

皆様のより良いお部屋探しを心よりお祈り申し上げます。


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当ブログを最後までご覧いただき誠にありがとうございます。

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  • クレジットカードの分割払いの手数料を払いたくない
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賃貸契約の初期費用は賃料の5ヶ月~6ヶ月分前後掛かりますので、賃料10万円の物件の場合、60万円以上の契約金が必要な物件がほとんどです。

さらにお引越しには「家具家電購入代や引っ越し費用」なども発生しますので、これらの費用を含めると総額100万円以上となってしまうケースも少なくありません。

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