「現在リブリの物件に住んでいるけど…
退去費用はどのくらい掛かるのかな?
退去費用は高い?相場は?
リブリの退去費用について詳しく知りたい!」
このような疑問にお答えします。
筆者は賃貸営業歴5年の賃貸営業マンです。
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格も保有しています。
関東エリアを中心に管理戸数を伸ばしているMDI。
そんなMDIのリブリシリーズにご入居されている方も多いことと思います。
そしてご入居されている方が疑問や不安を抱くのが「退去費用」についてです。
そこで今回は、
リブリシリーズの退去費用について大事な5つのポイントを詳しく解説していきます。
- 退去トラブル
- 発生する退去費用
- 退去費用の相場
- 退去時の掃除
- 退去申請方法
上記5つの大事なポイントについて詳しく解説をしていきますので、この記事をお読みいただければリブリシリーズ(MDI)の退去費用ついてバッチリです!
リブリ(MDI)の退去費用はトラブル多い?
まずはTwitterで実際に退去された方の評判・意見を確認してみました。
株式会社MDIほんまクソすぎ
退去時の立会業者もカタコトの外国人みたいなやつやったし…
なんならMDIからも立会業者からも連絡するする詐欺で何回もかけ直した。
挙げ句の果てに水道、ガスは止めていいってMDIから言われたし止めたら立会業者から使えるようにしてくれと。日時や時間割くのアホくさ
— 陽生@MT-09 (@MT09_ventura) February 1, 2020
退去の立ち合いしてきたけど、MDIさんはなかなかアレすぎるな…
シーリングカバーちょっと凹んでるだけで弁償ですか。それはまあ良いとして、コイズミ製なのにカバーだけで8000円取るかね。もうこことは契約しません。— ばしたん@板橋朋哉🏇⚾️🐈 💎🎳 (@mmbashitants) February 20, 2020
MDIの物件に住んで6年。更新のタイミングで解約したんだけど、原状回復費用が高額に…。敷金1ヶ月償却の契約だったから詳細提示もない代わりに、請求されない話だったんだけどなぁ。物件と近隣環境が良かっただけに気持ちよく退去できなくて残念でならないわ。レオパレス系列だとは…。
— 佐藤俊介(ペー) (@yummuy) April 22, 2019
2年間住んだ、激薄壁物件とおさらばしてきた!
最初の隣人は彼女の高い声が夜中になると聞こえてくるし、最後の住人の酒盛りは毎夜毎夜うるさいし、退去確認は難癖としか思えない補修代取ってくるし…
もう2度と住まないからな、リブリクラブー!!
というわけでリブリの物件はオススメしません— ガースー (@gasu_y) March 17, 2019
「リブリ 退去」
「MDI 退去」
上記2つの検索結果です。
ネガティブな意見が並んでいるものの、具体的な高額な退去費用内容が分かるツイートは一つもありませんでした。
正直、リブリシリーズは「騒音に関する悪評」がかなり多いです。
その騒音に関する悪評と比べれば、退去費用に関しての悪評はかなり少ないと言えます。
リブリシリーズ(MDI)の物件を退去をする際には多少の修繕費用が発生する可能性はありますが、リブリシリーズの賃貸契約では、
敷金ありの契約
もしくは
退去時クリーニング費用を前払い
とする契約内容となりますので、高額な退去費用とはなりづらいという点も退去費用に関する悪評が少ない大きな要因です。
ですのでリブリシリーズ(MDI)の退去費用に関するトラブルについては、
退去費用に関するトラブルは多くない
と言えるでしょう。
リブリシリーズ(MDI)の退去費用の項目
リブリシリーズの退去の際に掛かる費用は大きく3つとなります。
- クリーニング費用
- 原状回復費用
- 短期違約金
リブリシリーズの退去費用で必ず発生する費用としてはクリーニング費用のみです。
それぞれ詳しく解説をしていきます。
①クリーニング費用
次の入居者のために行う「室内のクリーニング費用」です。
ルームクリーニング代は物件によって異なっていきますが、大まかな費用としては、
1R・1K | 30,000円~40,000円前後 |
---|---|
2DK・1LDK | 4,0000円~50,000円前後 |
2LDK以上 | 50,000円~60,000円前後 |
となります。
リブリシリーズの多くの物件は1R・1Kとなりますので、ほとんどの物件が30,000円~40,000円程のクリーニング費用となります。
そして近年のリブリシリーズの物件は「敷金なし」の物件が多く、その敷金の代わりに「クリーニング費用」を前払いで支払う契約が多くなっています。
画像引用:MDI公式サイト
上記の画像はMDI公式サイトに掲載されていた「敷金なし物件」の募集内容です。
ご覧のように募集条件の段階から「退去時ルームクリーニング費用」として明記されています。
このような契約内容であれば、退去の際に原状回復費用や短期違約金が発生しなければ退去費用0円で退去することができます。
また、敷金がある契約に関しては、退去の際に預けた敷金からルームクリーニング代を差し引いて、残った金額が返金される形となります。
ルームクリーニング代は貸主負担ではないの?
国土交通省のガイドラインでは、
クリーニング費用は次の入居者確保のためのものであるため、貸主(オーナー)負担が原則
としています。
しかし、国土交通省のガイドラインは法律ではなく「指標・指導目標」です。
そのため現在はまだ大多数の不動産会社が、
「室内クリーニング代は借主負担」
とする特約を含めて賃貸契約を結んでいます。
リブリシリーズ(MDI)の物件も例外ではなく「室内クリーニング代は借主負担」とする特約を含めていますので、クリーニング代は入居者が負担する契約内容となっています。
ちなみに大東建託やレオパレス、積和不動産なども全てクリーニング代は入居者負担です。
まだまだしばらくはクリーニング代は入居者が負担する時代は続くと思われます。
関連記事>>賃貸のクリーニング代は違法?拒否できる?知っておくべき7つのこと
②原状回復費用
原状回復費用とは、クリーニング費用とは別で発生する修繕費用のことを言います。
普通に部屋を借りて生活をしている分には、この原状回復費用というのは発生することはほとんどありません。
しかし、
- タバコのヤニ汚れ
- 壁に穴を開けた
- フローリングを焦がした
など…入居者の故意過失によって修繕しなければならない費用に関しては、その修繕費用を請求されます。
特にタバコのヤニ汚れなどでクロスを全面的に張り替えなければならないとなると、5万円~10万円の費用が発生してきますのでご注意ください。
この原状回復費用のあるなしで退去費用は大きく変わっていきますし、そして昔からトラブルが絶えない事項でもあります。
③短期違約金
リブリシリーズの物件では「短期違約金」が付いている契約もございます。
具体的には、
- フリーレント
- 賃料割引
などの割引が適用されている契約内容の場合は、
「1年未満の解約で家賃1ヵ月分~2ヵ月分の違約金」
が発生する契約内容の物件もあります。
このような短期違約金が発生してきてしまうと、退去の際に追加で支払う費用が大きくなってしまいます。
特にフリーレントや賃料割引で契約された方は、短期違約金に気を付けて解約手続きを行うようにしましょう。
リブリシリーズ(MDI)の退去費用の相場
リブリシリーズの退去費用は契約内容や修繕箇所の有無などによって異なっていきます。
そのため、リブリシリーズの退去費用の相場が一概にいくらであるかをお伝えするのは難しいです。
しかしリブリシリーズの物件は、敷金がある契約かクリーニング費用を前払いする契約がほとんどですので、多くの方は退去の際に費用を支払わずに退去することができるでしょう。
敷金が発生する契約だったり、クリーニング費用を前払いすることで初期費用は高くなりますが、退去時の費用を抑えることができるので、安心できる契約内容と言えます。
仮に修繕費用が発生したとしても「クロス全面張り替え」や「フローリングの張り替え」その他「高額な設備の修繕費用」が発生しなければ大きな退去費用にはならないはずです。
ですので、大雑把にリブリシリーズの退去費用の相場をお出しさせて頂くのであれば、
退去費用は0円~5万円前後となる可能性が高い
と言えそうです。
長期入居で原状回復費用の負担も軽くなる
国土交通省のガイドラインでは、
- 設備の耐久年数
- 経年劣化
- 通常使用による損耗
を考慮して原状回復費用を算出することとしています。
そして多くの設備の耐久年数は6年とされていますので、6年以上同じ建物に入居していることで原状回復費用の負担がほぼなくなります。
ですので長期でご入居されている方は、退去費用が抑えられる可能性が高まります。
しかし、耐久年数を超えたとしても継続して使用可能な設備は、入居者の故意・過失によって工事が必要になった場合はその修繕費用の一部を入居者側も負担する可能性がありますので、その点にはご注意ください。
リブリシリーズの退去時には掃除するべき?
「退去の前に自分できれいに掃除をしたらクリーニング費用は安くなる?」
このようにお考えになられる方もいらっしゃるかもしれませんが、どんなにきれいに掃除を行ったとしても契約時に定められたクリーニング費用を支払わなければいけません。
ですので、本腰を入れて掃除をしても無駄な労力となってしまいます。
しかし、全く掃除をしないというのも良くありません。
定期的な清掃を怠っていると、追加のクリーニング費用を請求される可能性もあります。
また、クリーニング費用は返金されることはありませんが、退去前に掃除を行うことで退去立ち合いするスタッフへの印象は良くなりますし、その結果、本来発生していた修繕費用を見逃してくれる可能性もあります。
そこまで本腰を入れて徹底的に掃除をする必要はありませんが、最低限の掃除を行って退去立ち合いを迎えることがモラル的にも良いと筆者は考えています。
リブリシリーズ(MDI)の退去申請方法
リブリシリーズ(MDI)の退去申請方法は電話のみの受付けは不可となっています。
退去申請方法
- 解約届をMDIへ送付
- リブリクラブから手続き
上記2つのどちらかの方法で退去申請が可能です。
画像引用:MDI公式サイト
解約届よりもリブリクラブからの退去申請の方が楽だと思います。
リブリクラブからの申請方法の画像も引用しておきますので参考にご覧ください。
画像引用:MDI公式サイト
まとめ
今回はリブリシリーズ(MDI)の退去費用について詳しく解説いたしました。
リブリシリーズは敷金がある契約か、クリーニング費用を前払いする契約となりますので原状回復費用や短期解約違約金が発生しなければ退去費用が発生せずに退去することができます。
しかし、退去費用に関して全くトラブルが発生しないとは限りません。
不当な退去費用を支払わないためにも事前に契約内容や国土交通省のガイドラインを確認しておくことは大切です。
また、退去費用を抑えるには日頃の定期的な清掃と、常に部屋を借りているという意識を忘れずに物件を利用することが大切と言えるでしょう。
皆様のより良いお部屋探しを心よりお祈り申し上げます。