「マンスリーマンションを借りる予定だけど…
マンスリーマンションではどのようなトラブルが起きやすいのかな?詳しく知りたい!」
このような疑問にお答えします。
筆者は賃貸営業歴5年の賃貸営業マンです。
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格も保有しています。
- 家具家電付き
- 短期間の利用可能
- 契約手続きが簡単
- 初期費用が安い
など…マンスリーマンションには多くのメリットが存在します。
実際にこれからマンスリーマンションを契約予定の方もいらっしゃるでしょう。
しかし、
「マンスリーマンション生活でトラブルが起きないか不安…」
このような不安をお持ちの方も少なくないはずです。
そこで今回はマンスリーマンションであるあるなトラブル5選をお伝えしていきます。
- 契約関係トラブル
- 原状回復費用トラブル
- 鍵の紛失トラブル
- 騒音トラブル
- ゴミトラブル
また、最後にはマンスリーマンションのトラブルをできる限り防ぐ方法も解説していますので、ぜひ最後までご覧いただけましたら幸いです。
契約関係トラブル
マンスリーマンションは誰でもかんたんに利用できる点がメリットですが、
- 申込みキャンセル料は掛かるのか
- 途中解約による返金はあるのか
- 延長利用はできるのか
など…マンスリーマンションの契約ならではのトラブルには注意が必要です。
ちなみに多くのマンスリー会社では、
- 申込みキャンセル料は発生する
- 途中解約による返金なし
- 延長利用は次の入居者が決まっていなければ可能
となるケースが多いです。
特にキャンセル料や途中解約の返金の有無に関しては十分に注意が必要ですね。
契約関係によるトラブルは「お金」に直接関わるトラブルとなりますので、適当に契約を結ぶのではなく、しっかりと契約書の内容を確認して契約をするようにしましょう。
原状回復費用トラブル
マンスリーマンションは家具家電が設備として付いている点が大きなメリットとなりますが、家具家電を故意過失によって破損してしまい弁償費用(原状回復費用)が発生してしまう可能性もあります。
また、一般的な賃貸物件と同様に、
- 壁に穴をあけてしまった
- タバコのヤニ汚れ・臭い
- フローリングにキズを付けてしまった
などの原状回復費用が発生してしまう可能性もあり、退去時に大きなトラブルへと発展してしまうこともあるのでご注意ください。
ちなみに、マンスリーマンションの契約では「退去時のクリーニング代を契約時に支払う」ケースが一般的となっていますので、原状回復費用が発生しなければ、退去の際は0円で退去できることがほとんどです。
鍵の紛失トラブル
マンスリーマンションの入居中に多いトラブルが「鍵の紛失トラブル」です。
鍵を紛失してしまった場合、
「一時的に管理会社から予備の鍵を借りて対応する」
ことが一般的です。
その後に鍵が見つかって予備の鍵を返却できれば問題ありませんが、鍵を完全に紛失してしまった場合は「再発行費用」が発生する可能性が高いです。
鍵の再発行費用は鍵の種類によって異なり、
- シリンダーキー15,000円~20,000円前後
- ディンプルキー20,000円~30,000円前後
- デジタルロック5,000円前後
上記がおおよその相場費用となります。
マンスリーマンションでは入退去が多くデジタルロックの物件も多いので、鍵を紛失してしまうケースよりも暗証番号が分からなくなってしまうケースの方が多いかもしれませんね。
騒音トラブル
一般的な賃貸物件と同様に、マンスリーマンションでも「騒音トラブル」は少なくありません。
- 足音
- 扉の開け閉め
- テレビ、音楽の音
など…隣人に迷惑を掛けないように注意が必要です。
しかしながら、
- 壁が薄い物件
- 神経質な隣人
などに当たってしまうと、たとえ自分が注意して生活をしていても騒音トラブルが発生してしまう可能性もあります。
また、反対に無神経な隣人による騒音に悩まされてしまう可能性もあります。
たとえ鉄筋コンクリート造のマンションでも騒音トラブルに巻き込まれてしまう可能性は0ではありません。
集合住宅に住む以上、騒音トラブルは100%避けては通れないものです。
ゴミトラブル
ゴミのトラブルもまた、マンスリーマンションの入居中に発生しやすいトラブルの一つです。
ゴミの分別は地域によって大きく異なりますので、以前に住んでいた地域と同じような分別の仕方だとゴミが回収されずにトラブルになったり、地域によっては指定のゴミ袋がある地域もあります。
ゴミの分別に関しては地域に合わせてしっかり捨てるようにしましょう。
また、あなたはしっかり分別して出していても、住民の民度が低いと、
- ゴミ出し場所がいつも汚い
- 回収されないゴミが溜まる
など…ゴミトラブルで悩まされてしまう可能性もあります。
上記の騒音トラブル・ゴミトラブルなどの住民トラブルはどんな物件にも起こり得ることです。
マンスリーマンションのトラブルをできる限り防ぐには
マンスリーマンションで起こり得るトラブルを100%防ぐことはできません。
しかし、下記の4つを意識することで、トラブルに巻き込まれてしまう可能性を低くすることができます。
- 部屋探しの段階から管理会社に確認
- 入居時に室内や設備のチェック
- 住民と少しでもコミュニケーションを取る
- 困りごとは早めにマンスリー会社へ連絡
それぞれ解説していきます。
部屋探しの段階から管理会社に確認
お部屋探しの段階から、
「この物件は隣人トラブルなど多いですか」
「治安は悪くないですか」
などマンスリー会社に確認しておきましょう。
もちろん正直に話してくれない可能性もありますが、過去に大きなトラブルがあった場合などは事前に教えてくれることが多いです。
入居時に室内や設備のチェック
原状回復費用のトラブルを防ぐには入居時に家具家電、その他キッチンや風呂などの水回りの設備、壁・床などの内装に汚損・破損がないかをチェックすることも大切です。
汚損・破損があったら管理会社へ連絡をして、さらに写真を撮って保存しておくとベストとなります。
入居時にしっかりとチェックしておくことで、身に覚えのない汚損・破損による原状回復費用を請求されることは無くなるでしょう。
住民と少しでもコミュニケーションを取る
共用スペース等で住民とすれ違ったら軽く挨拶をするなど、少しでもコミュニケーションを取るだけで隣人トラブルは少なくなります。
お互いにどのような人が入居しているのか分かるだけでも安心できるものです。
困りごとは早めに管理会社へ連絡
何かトラブルが発生したり、困ったことがあったら早めに管理会社へ連絡をしましょう。
- 直接注意してもらう
- 掲示板での注意喚起
- 全世帯へ注意文を通知
など…管理会社から指摘してもらうことでトラブルが改善されるケースもあります。
まとめ
今回はマンスリーマンションでよくあるトラブル5選を詳しく解説いたしました。
一般的な賃貸物件と同様に、マンスリーマンションでもさまざまなトラブルが発生します。
しっかりとルールを守って生活していても、残念ながらトラブルに巻き込まれてしまう可能性はあります。
しかしながら、実際にどのようなトラブルが発生するか事前に把握していることで、落ち着いてトラブルと向き合い対処できるはずです。
この記事が少しでもあなたのお役に立ちましたら幸いです。
皆様のより良いお部屋探しを心よりお祈り申し上げます。
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