「これからマンスリーマンションを探すけど…
マンスリーマンションの初期費用はどのくらい掛かるのかな?
マンスリーマンションの初期費用について詳しく知りたい!」
このような疑問にお答えします。
筆者は賃貸営業歴5年の賃貸営業マンです。
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格も保有しています。
家具家電が付いていてカバン一つで手軽に部屋を借りられるマンスリーマンション。
これからマンスリーマンションを契約予定の方も多いと思いますが、
「マンスリーマンションの初期費用が不安…」
という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はマンスリーマンションの初期費用について知っておくべき5つのポイントを解説していきます。
- マンスリーマンションとは
- 初期費用の内訳
- 初期費用の相場
- 一般賃貸との比較
- 初期費用の支払方法
上記5つのポイントを解説していきますので、この記事をお読みいただければマンスリーマンションの初期費用についてバッチリです!
マンスリーマンションとは
まずはマンスリーマンションがどのような物件となるのか簡単にご説明します。
マンスリーマンションは基本的に1ヶ月~1年未満の短期間お部屋を借りたい人向けの物件となります。
- 家具家電付き
- 水道光熱費無料または固定費
- 契約手続きもかんたん
など多くのメリットがあり、
短期間カバンひとつで手軽に部屋を借りたい人
にはもっともおすすめできる契約形態です。
マンスリーマンションで支払う初期費用の内訳
マンスリーマンションの初期費用で発生する基本的な費用は下記のとおりです。
- 賃料
- 水道光熱費
- 管理費
- クリーニング費用
- 寝具レンタル料
- その他
各マンスリー会社で発生する初期費用の項目は異なりますが、だいたいは上記6つの費用となります。
一つひとつ解説をしていきます。
賃料
マンスリーマンションの場合、1日あたりの賃料と1ヶ月あたりの賃料が表記されていることが多いです。
基本的には1ヶ月からの利用となる管理会社が多いですが、中には最短一週間から利用可能なマンスリー会社もあります。
あらかじめ定められた賃料に利用日数分を掛けていく形です。
また、マンスリー会社によっては「水道光熱費・管理費」が全て賃料に含まれている場合もあります。
水道光熱費
マンスリーマンションの多くの場合で、
1日あたり800円前後
の水道光熱費が発生します。
また、上記でお伝えしたように水道光熱費が賃料や管理費に含まれているマンスリー会社もあります。
一般的な賃貸物件と違って、利用した分の料金を支払うのではなく、毎月固定の水道光熱費を支払う形となります。
ただし、一般的な利用料をはるかに上回る利用料だった場合は、追加で利用料金を請求される可能性がありますのでご注意ください。
管理費
建物の共用スペースなどの修繕維持費に充てられる費用です。
マンスリーマンションの場合は管理費に水道光熱費を含むケースもあり、5千円~2万円前後と幅が広い費用となります。
クリーニング費用
多くのマンスリーマンション会社で退去時に支払う最低限のクリーニング費用を初期費用で支払います。
そのため、故意過失による汚損・破損などがなければ退去時の費用は発生しません。
クリーニング費用は利用期間などによっても変わりますが、おおよそ2万円前後です。
寝具レンタル料
マンスリーマンションでは寝具がレンタルになる場合と寝具が付いている場合があります。
寝具をレンタルする場合、約1万円弱の費用が発生します。
その他
- Wifiルーターレンタル
- 生活用品セット
- 追加家電製品
- 保険料
- 鍵交換費用 など
Wifiルーターや生活用品セットなどのオプション費用が発生したり、保険料や鍵交換費用が発生するマンスリー会社もあります。
初期費用で発生する項目は各マンスリー会社で大きく異なりますので、契約時にしっかり確認するようにしましょう。
敷金・礼金・仲介手数料は発生しない
マンスリーマンションの初期費用では、一般的な賃貸契約で発生する、
- 敷金
- 礼金
- 仲介手数料
上記の費用が発生しないことがほとんどです。
そのため、一般的な賃貸契約に比べて無駄な初期費用を支払わなくてよい点はマンスリーマンションのメリットと言えるでしょう。
マンスリーマンションの初期費用の相場
「マンスリーマンションの初期費用の相場はどのくらいだろう?」
このような疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
そこで平均的なマンスリーマンションの初期費用例を一つお出しいたします。
★月額賃料10万円・水道光熱費2.4万円・管理費1万円の場合
賃料 | 100,000円 |
水道光熱費 | 24,000円 |
管理費 | 10,000円 |
クリーニング費用 | 20,000円 |
寝具レンタル料 | 10,000円 |
合計 | 164,000円 |
月額賃料10万円で1ヶ月利用の物件であれば15万円~20万円前後の初期費用となります。
もちろんマンスリー会社によっては水道光熱費や管理費がまるまる賃料に含まれている場合もありますし、割引キャンペーンが行われている場合もありますので、そのような物件を狙っていけば10万円弱の金額で利用できる可能性もありますよ。
一般的な賃貸物件の初期費用との比較
一般的な賃貸契約の初期費用との比較が気になる人もいらっしゃると思います。
ここではさらに賃貸契約の初期費用例も一つお出しいたします。
敷金 | 100,000円 |
---|---|
礼金 | 100,000円 |
前家賃 | 100,000円 |
仲介手数料 | 110,000円 |
火災保険料 | 15,000円 |
保証会社費用 | 50,000円 |
鍵交換代 | 16,500円 |
24時間サポート | 16,500円 |
室内消毒代 | 16,500円 |
合計 | 524,500円 |
賃貸契約の初期費用は賃料の5ヶ月分~6ヶ月分と言われてますが、賃料10万円で上記のようなケースだとしっかり相場通りの金額となります。
先ほどのマンスリーマンションの初期費用は164,000円でしたので、360,500円の差額となりますが、上記には家具家電代が含まれていませんので、家具家電を買い揃えるとなると差額はもっと大きくなりますね。
もちろん先ほどのマンスリーマンションは1ヶ月のみの利用の場合でしたので、利用月数が増えればマンスリーマンションの初期費用も大きくなっていきますが、
- 敷金
- 礼金
- 仲介手数料
- 保証会社費用
- 火災保険料
- 鍵交換費用
上記の費用が発生することが少ないマンスリーマンションの初期費用の安さがお分かりいただけるかと思います。
また、一般的な賃貸契約の初期費用については下記の記事にて詳しく解説していますので、よろしければ参考にご覧ください。
お部屋探し初期費用の相場は?引っ越し代や家具家電購入代も教えて!
初期費用の支払いは一括前払いが基本
マンスリーマンションの初期費用は一括前払いが基本です。
利用月数が多くなればなるほど一括で支払う金額が大きくなるので注意が必要です。
ただし、賃料等を月々の支払いで対応してくれるマンスリー会社も存在しますし、クレジットカード払いで分割とする方法もあります。
まずは一度担当者へ相談してみると良いでしょう。
初期費用の支払い方法は大きく4つ
マンスリーマンションの初期費用の支払い方法は下記の4つの方法があります。
- 銀行振込
- クレジットカード決済
- コンビニ払い
- 店頭での現金払い
分割払いに対応できる点やポイントが貯まる点を考慮するとクレジットカード払いが一番おすすめです。
ほとんどのマンスリー会社でクレジットカード払いが可能となっています。
まとめ
今回はマンスリーマンションの初期費用について詳しく解説をいたしました。
マンスリーマンションの初期費用は、
- 敷金
- 礼金
- 仲介手数料
- 保証会社費用
- 火災保険料
- 鍵交換費用
上記の費用が発生することが少なく、一般的な賃貸契約と比べて安くなりやすいです。
ただし、原則として一括前払いとなりますので、長期間利用される人はまとまった金額が必要な点には注意が必要と言えます。
当記事が少しでもあなたのお役に立ちましたら幸いです。
皆様のより良いお部屋探しを心よりお祈り申し上げます。
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