「来月から姉妹で二人暮らしを考えているけど…
二人暮らしはストレスが溜まるって聞くし、うまく生活を送れるか不安…
姉妹で快適に二人暮らしができる間取りってあるのかな?」
このような疑問にお答えします。
筆者は賃貸営業歴5年の賃貸営業マンです。
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格も保有しています。
これから兄弟姉妹で二人暮らしをしようとお考えの方も多いと思います。
兄弟姉妹で話し合って二人暮らしをしたいと考える方もいらっしゃれば、「両親が心配だから…」という理由で兄弟姉妹で二人暮らしをする方もいらっしゃるでしょう。
兄弟姉妹で二人暮らしをする最大のメリットは「安心感がある」ということだと思います。
幼い頃から長年連れ添い、お互いをよく知っているからこそ生まれている安心感があります。
しかしいくら兄弟姉妹で二人暮らしをすると言っても、しっかりと快適に暮らせる物件を選ばなければすぐに破綻してしまいます。
物件選びには家賃・駅の距離・設備・築年数…
さまざまなポイントがありますが、快適な生活を送るために一番重要なポイントは間取りです。
この間取り選びに失敗してしまうと、二人暮らしの生活がすぐに破綻してしまいますし、最悪の場合は二人の関係性までも破綻してしまう可能性があります。
そのような事にならないために、これまで1000件以上成約を頂いてきた賃貸営業マンの筆者が、
「兄弟姉妹で快適に二人暮らし出来る間取り」
を詳しく解説していきます。
ぜひこの記事を参考に快適に暮らせる間取りを選んでくださいね!
兄弟姉妹の二人暮らしにおすすめの間取り1位:2LDK
まず筆者が兄弟姉妹で二人暮らしをされる方に一番おすすめしたい間取りが2LDKです。
2LDKのメリットとデメリットをお伝えしながら、2LDKのおすすめポイントを詳しく解説しています!
2LDKのメリット
- それぞれ個室を確保できる
- 共用の広いリビングスペースがある
- 築年数が新しく綺麗な物件が多い
- 広さに困ることがない
それぞれ一つひとつ解説していきます。
それぞれ個別の個室を確保できる
兄弟姉妹で二人暮らしをされる方にとって最も意識して頂きたい点は、それぞれの個室をしっかり確保できるかどうかです。
2LDKであればそれぞれの個室を確保できるので、しっかりとプライベートな空間を作ることができます。
お互いに友達を連れてきたい時も個室があれば安心ですね!
共用の広いリビングスペースがある
さらに広々としたリビングがあることも2LDKの大きなメリットです。
おそらく兄弟姉妹で二人暮らしをされる方は、お互いしっかりとコミュニケーションが取れる兄弟姉妹のはずですから、自分一人の時間とともに、兄弟姉妹で過ごす時間も大切にしたいはずです。
一緒に広いリビングでテレビを見てくつろいだり、色々と話し合ったり…
2LDKならこのような時間をしっかり確保することができます。
また、広いリビングスペースとなるので、レイアウトの自由度が高いことも魅力です。
築年数が新しくキレイな物件が多い
2LDKは築年数が新しい物件が多く、キレイな物件が多いです。
特に姉妹で二人暮らしをされる方は、水回りのキレイさなどを重視されてお探しされる方が多いですから、築年数が新しい物件が多い2LDKは条件に適した物件がヒットしやすいです。
また、築年数が新しいことでTVモニターホンやオートロック、追い炊き機能…
設備面でもしっかり整った物件が多くなります。
広さに困ることがない
2LDKの広さがあれば、兄弟姉妹の二人暮らしで十分な広さになります。
広さの面で心配する必要がないという点はメリットになるでしょう。
逆に広すぎて困ってしまう…なんて事もあるかもしれません。
2LDKのデメリット
- 家賃や初期費用が高い物件が多い
- 物件数があまり多くない
- 広すぎてしまう可能性がある
続いて2LDKのデメリットをまとめました。
こちらも一つひとつ解説していきます。
家賃や初期費用が高い物件が多い
2LDKは築年数が新しい物件が多いため、家賃や初期費用が高い物件が多いです。
費用面を抑えていきたい兄弟姉妹には不向きな間取りとなります。
物件数があまり多くない
最近は新築でよく建てられている2LDKですが、2DKや3DKなどの間取りと比べると全体的な数は少ないです。
お探しのエリアによっては2LDKの物件がヒットしてこない…
という状況になってしまう可能性があります。
広すぎてしまう可能性がある
メリットの部分でも少しお伝えしましたが、「2LDKの広さもいらないな…」と感じる方も少なくないと思います。
そのような兄弟姉妹の方には、広いリビングスペースをなくした2DKの間取りが合うでしょう。
費用面もグッと抑えることができるのでおすすめです。
兄弟姉妹の二人暮らしにおすすめの間取り2位:3DK
2LDKに続いておすすめしたい間取りは3DKです。
3DKの間取りについても、メリットデメリットをお伝えしながら詳しく解説していきます。
3DKのメリット
- それぞれ個室を確保できる
- 共用のリビングスペースも確保できる
- 2LDKに比べて費用面を抑えられる
- 広さに困ることがない
それぞれ個室を確保できる
3DKはDK(ダイニングキッチン)と3部屋確保できる間取りとなります。
ですので、3部屋あるうちの2部屋をそれぞれの個室として利用して、1部屋を共用のリビングとして使用することができます。
しっかりとプライベートな空間を確保できるので、ストレスなく快適な生活を送りやすい間取りです。
共用のリビングスペースも確保できる
2LDKのように広いリビングスペースという形にはなりませんが、3部屋あることでリビングと個室をそれぞれ確保できるという点は非常に大きいです。
兄弟姉妹のコミュニケーションの場としてリビングがあれば、二人暮らしの生活が破綻する可能性は低くなります。
2LDKに比べて費用面を抑えられる
3DKは築年数が比較的古い物件が多いので、2LDKよりも費用面を抑える事ができます。
2LDKが良いけど費用面が…という方は3DKの間取りも含めて検討することで良い物件に出会える可能性が上がります。
広さに困ることがない
2LDK同様に、兄弟姉妹の二人暮らしであれば3DKの広さがあれば十分です。
さらに、荷物が極端に多い兄弟姉妹の方は3DKの間取りがベストと言えるでしょう。
2部屋個室+物置部屋や趣味部屋として利用することも可能です。
3DKのデメリット
- 築年数が古い物件が多い
- 広すぎてしまう可能性がある
築年数が古い物件が多い
3DKは築年数が古い物件が多くなっていきます。
築年数に比重を置かれてお探しされる場合は不向きな間取りです。
広すぎてしまう可能性がある
兄弟姉妹で二人暮らしとなると3DKでは広すぎてしまうと感じる方も多いです。
そのような方には、一部屋無くした間取りの2DKがおすすめになっていきます。
費用面でもさらに抑えられるのでお得ですね。
兄弟姉妹の二人暮らしにおすすめの間取り3位:2DK
兄弟姉妹で二人暮らしの方におすすめの間取り3位は2DKです。
こちらもメリットデメリットをお伝えしていきます。
2DKのメリット
- それぞれ個室を確保できる
- 費用面を大きく抑えることができる
それぞれ個室を確保できる
2DKのタイプはDK(ダイニングキッチン)と2部屋確保できる間取りです。
2LDKや3DK同様に、しっかりとそれぞれ個室を確保できるという点は非常に大きなメリットです。
費用面を大きく抑えることができる
2DKのメリットはそれぞれ個別の個室を確保できることに加えて、
費用面も大きく抑えられる
ことが挙げられます。
築年数が古い物件が多かったり、やや広さが足りない可能性もありますが、家賃や初期費用を抑えることができるので、「費用面重視」でお探しされている方には一番おすすめしたい間取りです。
2DKのデメリット
- 共用のリビングスペースを持てない物件が多い
- 築年数が古い物件が多い
- 広さが足りない可能性がある
共用のリビングスペースを持てない物件が多い
2DKの物件は2LDKや3DKの物件と違い、共用のリビングスペースを持てない物件が多くなります。
ダイニングキッチンスペースが6帖以上あれば共用のリビングスペースとして利用できる物件も中にはありますが、2LDKや3DKのようにしっかりとしたリビングとして利用することは難しくなります。
それぞれの個室に加えて、しっかりとした共用のリビングスペースが欲しい方には不向きの間取りとなる点には注意が必要です。
築年数が古い物件が多い
2DKの物件は、3DKの物件と同様に、築年数が古い物件が多くなります。
ですので築年数を重視してお探しされる方にも不向きの間取りとなります。
広さが足りない可能性がある
2DKの広さの場合だと、荷物が多い方の場合は広さが足りなくなってしまう可能性があります。
広さをしっかり確保したい方や、リビングが欲しい方には2LDKや3DKの間取りがベストと言えるでしょう。
兄弟姉妹の二人暮らしにおすすめできない間取り
これまでおすすめできる間取りとして、
- 1位:2LDK
- 2位:3DK
- 3位:2DK
以上の3つの間取りをご紹介いたしました。
ここからは「兄弟姉妹で二人暮らしする方にはおすすめできない間取り」をお伝えしていきます。
おすすめできない間取り=それぞれの個室を確保できない間取り
となりますので、その点に着目してご覧いただければと思います。
おすすめできない間取り:1LDK
1LDKは、広いリビングスペースと1つの居室があるタイプです。
同棲されるカップルであれば、居室スペースを寝室として利用し、広いリビングスペースで一緒の時間を過ごすといった理想的な間取りと言えるのですが、兄弟姉妹の方で寝室を共にすると言うのはかなり厳しいですし、やはりそれぞれの個室があってしっかりとプライベートな空間を確保したい兄弟姉妹の方がほとんどでしょう。
1LDKは築年数が新しい物件が多い点はメリットとなりますが、兄弟姉妹の二人暮らしには不向きな間取りです。
おすすめできない間取り:1DK
1LDKのタイプをさらにコンパクトにした間取りが1DKです。
当然それぞれの個室は確保できませんし、そもそも二人暮らしをするには狭すぎると感じる人がほとんどです。
おすすめできない間取り:ワンルーム・1K
最もおすすめできない間取りがワンルーム・1Kタイプです。
そもそも二人入居可能なワンルーム・1Kの物件はかなり少ないのですが、中には二人入居可能な物件もあります。
ワンルーム・1Kの物件で同棲をされている方や、兄弟姉妹で二人暮らしされている方もいらっしゃいますが、実際に住まわれた方々の感想を見てみると二人暮らしはかなり厳しいという意見が多数でした。
ワンルーム・1Kの物件で二人暮らしをされた方々の感想や、メリットデメリットをまとめた記事がございますので、下記の記事もぜひ参考にご覧ください。
【やめとけ】ワンルーム1Kのふたり暮らし【そもそも契約違反の可能性大】
兄弟姉妹の二人暮らしの間取りについてまとめ
今回は兄弟姉妹の二人暮らしで快適な生活を送れる間取りについて詳しく解説しました。
兄弟姉妹で二人暮らしされる場合に最も考えるべき点は、
しっかりとプライベートな空間を確保できて、ストレスを感じない生活を送れるかどうか
この点に尽きると思います。
お互いをよく知っているからこそ、ほど良い距離感を保つことが大切なのではないかと筆者は考えます。
カップルのように近すぎず、他人のように離れすぎず。
それぞれの個室でプライベートな空間を保ちながら、リビングスペースでお互いコミュニケーションが取れる2LDK・3DKが理想な間取りと言えるでしょう。
是非お部屋探しの参考にして頂けますと幸いです。
皆様のより良いお部屋探しを心よりお祈り申し上げます。