【大丈夫?】更新料なしの賃貸物件!知っておきたい5つのこと

【大丈夫?】更新料なし賃貸物件について知っておきたい5つのこと

「これから部屋探しを考えているけど…

しばらく長く住む予定だから更新料なしの物件がいいな!

でもなんで更新料なしの物件があるんだろう?

更新料なしの賃貸物件について詳しく知りたい!」

このような疑問にお答えします。

筆者は賃貸営業歴5年の賃貸営業マンです。

宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格も保有しています。

入居してから2年後に大きな負担となる更新料。

しかし最近は「更新料なし」とする賃貸物件・賃貸不動産会社が増えてきました。

「更新料なしは助かるけど…本当に大丈夫?」

「更新料なしの物件は何かデメリットがあるかもしれない」

更新料なしの物件に対して少し不安を覚える方もいらっしゃると思います。

今回は現場に精通している賃貸営業マンの筆者が「更新料なし賃貸物件」について下記の知っておきたい5つのことをお伝えしていきます。

  1. そもそも更新料とは?
  2. 更新料なしの理由・からくりは?
  3. 更新料なし物件のメリット
  4. 更新料なし物件のデメリット
  5. 更新料なしおすすめ賃貸会社

それぞれ一つひとつ詳しく解説していきますので、この記事をお読み頂くことで更新料なしの賃貸物件に対しての疑問や不安は解消できますよ!

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更新料とは?

更新料とは?

更新料は契約期間を延長する際に支払う費用の事です。

一般的な賃貸契約の契約期間は2年となりますので、更新料がある物件では2年毎に更新料を支払う必要があります。

更新料の相場は「賃料の1ヵ月」となっています。

中には「更新料2ヵ月」という強気な物件も稀に存在しますので注意してください。

更新料の意味

更新料は賃貸契約において必ず必要な費用ではありません。

実際に、更新料が存在しているのは関東エリアがほとんどで、関西エリアや北海道などのエリアでは更新料自体が存在していないエリアも多いのです。

では更新料はどのような意味合いで支払うものなのか。

平成23年の最高裁では「更新料は、一般に、家賃の補充ないし前払、賃貸借契約を継続するための対価等の趣旨を含む複合的な性質を有するものと解するのが相当である。」とされています。

簡単にお伝えしていきますと下記のような意味合いになります。

  • 月々の家賃にプラスαとして支払う費用
  • 継続してお部屋を借りるお礼金

つまりは管理会社やオーナーがまるまる得する費用という事ですね。

こうしてみると更新料が入居者にとって全く不要な費用・メリットのない費用という事がよく分かると思います。

初期費用でいうと「礼金」のようなものです。

この礼金のような費用を2年毎に払わなきゃいけないのは入居者にとっては腑に落ちない費用だと思います。

こうした腑に落ちない「更新料」を払わなくていい「更新料なし物件」。

それではこの更新料なし賃貸物件はどのような理由・からくりとなっているのか。

下記より詳しく解説していきます。

更新料なし賃貸物件の理由・からくりは?

更新料なし賃貸物件 理由・からくりは?

更新料なしの賃貸物件の理由・からくりは、特別怪しいものではなく、

企業努力の結果

このように判断して問題ないでしょう。

関東エリアではまだまだ当たり前に発生している更新料ですので「更新料なしの賃貸物件」は大きな差別化を図ることが出来ます。

こうした差別化を図ることによって更新料なしの賃貸物件には、

  • 成約率の向上
  • 契約更新率の向上

が見込めます。

「更新料なしで何だか怪しいな…」

と感じる方が多いとは思いますが、賃貸営業マンの筆者としては、

「逆に更新料なしにした方が不動産会社的には利益は上がるのではないか?」

とも考えています。

更新料は昔からの悪習による費用です。

更新料が存在していないエリアも多いですし、ゆくゆくは更新料という費用は無くなっていくのはないかと筆者は予想しています。

ですので、更新料をなしとする物件には怪しい理由やからくりなどはなく、単純に企業が努力してくれている(企業側にもメリットがしっかりある)ものと理解していただいて大丈夫です。

更新料なし賃貸物件のメリット

更新料なし賃貸物件のメリットをお伝えしていきます。

  • 2年毎に無駄な費用を払わなくて済む
  • まとまったお金を払わなくて済む
  • 2年毎に引っ越しを考えなくて済む

それぞれ詳しく解説していきます。

2年毎に無駄な費用を払わなくて済む

シンプルにこの理由が一番のメリットです。

2年毎に賃料の1ヵ月分(もしくは2ヵ月分)の更新料を支払わなくてよいのは非常に大きいでしょう。

4年住めば更新料を2回。

6年住めば更新料を3回。8年住めば…

長く住めば住むほど更新料を支払わなくてはいけません。

この費用が全く掛からずに、気にせず長く住めるというのは非常に大きいです。

長期間で入居を考えている方は是非更新料なしの賃貸物件を中心に検討されるとよいでしょう。

まとまったお金を払わなくて済む

実は2年毎に掛かる費用は更新料だけではありません。

更新料以外にも「火災保険料」「家賃保証会社」「24時間サポート」など…

2年毎に支払いを行わなければならない費用が結構多いのです。

さらに当然毎月の費用も掛かっていきますので、2年毎の更新月には下記のような支払いとなります。

★家賃6万円の物件、更新月の支払い具体例

更新料 60,000円
毎月の家賃 60,000円
火災保険料 20,000円
家賃保証会社 20,000円
24時間サポート 16,500円
合計 176,500円

実に176,500円の費用を2年毎に支払わなければいけません。

家賃保証会社や24時間サポート費用が掛からない物件も多いですが、その費用を差し引いても140,000円の費用です。

更新料なしの賃貸物件であれば、こうしたまとまった費用を大きく抑える事が出来るのもメリットになっていきます。

2年毎に引っ越しを考えなくて済む

更新料がある物件だと、上記のように2年毎にまとまった費用を支払わなければいけません。

そうなると「高い更新料を払うならいっそのこと違う物件に引っ越すか…」

という事で更新料を理由に引っ越しを考える人も多いです。

更新料なしの賃貸物件であればこのように考える必要がないですし、気に入っている賃貸物件を迷いなく契約更新することが出来ます。

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更新料なし賃貸物件のデメリット

費用面で大きなメリットがある「更新料なしの賃貸物件」

反対にデメリットはというと…

ほぼ無い

というのが筆者の結論です。

強いてデメリットを挙げるとするならば、

「家賃が相場よりも少し高く設定されている可能性がある」

という事です。

そもそも更新料に「家賃の補充、前払い」という意味合いを込めている不動産会社もありますので、そうした「家賃の補充、前払い」としての更新料をなしとする分、家賃を相場よりも高めに設定している不動産会社も存在するかもしれません。

しかし、家賃の相場はある程度把握できるものですし、その相場よりも高く設定して入居者が決まらなければ本末転倒です。

それに、家賃を高めに設定して元を取ろうとしなくても不動産会社にも成約率向上や契約更新率向上のメリットがありますので、あまり無理に家賃を高めに設定するようなことはしてこないと思います。

このような理由から、入居者側にとっては「更新料なし賃貸物件のデメリットはほぼ無い」と言えます。

更新料なしのおすすめ賃貸会社!

「更新料なし物件」というのは、その物件が単独で更新料がないという訳ではなく、物件の管理会社が更新料を設定していないというケースです。

ここでは賃貸営業マンの筆者がおすすめする

「更新料が掛からない賃貸会社」

を2つご紹介させて頂きます。

大東建託

大東建託

大東建託は管理戸数が約113万戸もあり、23年連続で賃貸不動産管理戸数No1となっている賃貸大手ハウスメーカーです。

2位の積水ハウスが約63万戸ですから、大東建託の管理戸数はダントツで多いです。

このダントツで多い管理戸数の全てが「更新料なし」となっています。

まさに企業努力の表れと言っても良いでしょう。

大東建託は木造のアパート建築が主流のため、やや騒音による不安がありますが、家賃や初期費用の費用面で他のハウスメーカーよりも優遇されていることが多いです(更新料なしもその一つです)

「更新料なしで大手ハウスメーカーの物件に住みたい!」

そのようなご希望をお持ちの方には是非おすすめしたい賃貸不動産会社です。

※2021年7月追記※

しかしながら2021年8月以降の契約者には、2年ごとに11,000円(税込)の更新事務手数料が発生する形となりました。

更新料なしではなくなったものの、相場に比べればまだまだ安い更新料と言えます。

さらに詳しく大東建託について知りたい方はこちら!

【大東建託の全てが分かる】21名の口コミ評判!9つの真実とは?

ビレッジハウス

ビレッジハウス

ビレッジハウスも更新料なしとしている賃貸不動産会社です。

カンニング竹山さんが広告塔となってCMも打たれていたのでご存知の方も多いと思います。

ビレッジハウスは旧雇用促進住宅を大量に一括購入したことで大幅にコストを削減できています。

その大幅に削減したコストにより更新料なしだけではなく、

  • 敷金・礼金・仲介手数料・更新手数料0円
  • フリーレント1ヵ月
  • 引越しサポート3万円

初期費用を圧倒的に安くするビジネススタイルを取っており、初期費用は5万円以下と出来る物件がほとんどとなっています。

「物件の質よりもとにかく費用を抑えたい!」

このようにお考えの方は是非一度チェックしてみてください。

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ビレッジハウスの詳細は下記の記事をご参照ください。

更新料なし賃貸物件について まとめ

更新料なし賃貸物件についてまとめ

今回は更新料なしの賃貸物件について詳しく解説致しました。

更新料は特に関東エリアに根強く残っている悪習と言っていい費用だと筆者は考えています。

少しずつ「更新料なし」の物件も増えていますし、「更新料半額」といった物件も増えてきました。

ゆくゆくは更新料という費用は無くなっていくのではないかと思います。

更新料なしという点において入居者側のデメリットはほぼありませんので、長期間で入居をお考えの方には「更新料なし物件」は非常におすすめです。

是非この記事を参考に更新料なしの良い物件をお探しください。

皆様のより良いお部屋探しを心よりお祈り申し上げます。


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当ブログを最後までご覧いただき誠にありがとうございます。

現在お部屋探しをされている人の中には、下記のような悩みを抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

  • 賃貸の初期費用が高くて引越しできない
  • 家賃は予算内だけど初期費用が高すぎる物件がある
  • クレジットカードの分割払いの手数料を払いたくない
  • 初期費用を分割後払いにしたいけどできなかった

賃貸契約の初期費用は賃料の5ヶ月~6ヶ月分前後掛かりますので、賃料10万円の物件の場合、60万円以上の契約金が必要な物件がほとんどです。

さらにお引越しには「家具家電購入代や引っ越し費用」なども発生しますので、これらの費用を含めると総額100万円以上となってしまうケースも少なくありません。

また、分割後払いにしたくてもクレジットカード払いに対応している不動産会社ではないと分割後払いにできない点も賃貸契約の大きなデメリットの一つです。

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