「現在入居審査中だけど…
もう10日以上審査の結果が出てこない…
こんなに審査で時間かかるもの?
どうやったら入居審査の結果が出てくる?」
このような疑問にお答えします。
筆者は賃貸営業歴5年の賃貸営業マンです。
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格も保有しています。
お部屋探しで何かと不安な「入居審査」
通常は2日~3日で結果が出てくるものですが、まれに10日以上、二週間以上経っても入居審査の結果が出てこないこともあります…
入居審査の結果が出てくれないと引っ越し業者の手配もできないし、家具家電を買い揃える事もできないですよね。
今回の記事では入居審査に時間がかかりすぎている理由について詳しく解説していきます。
また、その解決方法も解説していきますので、少しでもお役に立てましたら幸いです。
入居審査に時間かかりすぎ!10日以上、二週間以上かかるもの?
まず結論からお伝え致しますと、
10日以上、2週間以上時間がかかっている場合は、何かしらの問題が発生している可能性が高い!
となります。
入居審査というのは通常、2日~3日で結果が出ることがほとんどです。
入居審査の一般的な流れを図にまとめましたのでご確認ください。
- 入居申し込み
- 仲介業者→管理会社へ入居審査依頼
- 管理会社→保証会社とオーナーへ入居審査依頼
- 最終的にそれぞれを辿って、入居審査の結果連絡が仲介業者から入居申し込み者へ入ってくる
入居審査に10日以上、二週間以上掛かっている場合は、上記の過程で何かしらの問題が発生して入居審査の結果連絡が遅れてしまっていることになります。
それでは具体的にはどのような問題が発生している可能性が高いのか。
下記より詳しく解説をしていきます。
入居審査に時間がかかりすぎてしまう理由
まずは入居審査に時間がかかりすぎてしまう理由をまとめました。
- 申込書の記入不備・必要書類の不備
- 審査にかけられていない
- オーナーと連絡が付かず入居審査が遅れてしまう
- 結果連絡がどこかで途絶えてしまっている
一つひとつ詳しく解説していきます。
申込書の記入不備・必要書類の不備
入居審査の結果が遅れてしまう一番の原因が、
申込書の記入不備・必要書類の不備
となります。
申込書の記入と必要書類がしっかり整わないと入居審査を始めるができません。
おそらく入居審査が10日以上、二週間以上結果が出ないとお悩みの方は既にこの問題をクリアされているとは思いますが、申込書の記入不備・必要書類の不備があった期間が長ければ長いほど、最終的に入居審査の結果が出るタイミングは遅くなります。
「申込書の記入と必要書類をしっかり整えるのに一週間以上かかってしまった…」
という方の場合は、最終的に入居審査の結果が出るタイミングは10日以上、二週間以上となってしまう事もあるでしょう。
審査にかけられていない
入居審査の結果が大きく遅れてしまう2つ目の理由は、「そもそも審査にかけられていないケース」です。
上記の図の例でいくと、仲介業者から入居申し込みを受けた管理会社が保証会社とオーナーへ審査依頼を忘れてしまうケースです。
「そんなことなんてあるの?」
と思われるかもしれませんが、適当な管理会社だったり繁忙期シーズンで手いっぱいになってしまっている場合などは稀に審査依頼を忘れてしまい、結果として入居審査の結果が大きく遅れてしまうこともあるのです。
オーナーと連絡が付かず入居審査が遅れてしまう
続いてのケースは「オーナーと連絡が付かず入居審査が遅れてしまうケース」です。
入居審査には大きく3つの審査があります。
- 保証会社の審査
- 管理会社の審査
- オーナーの審査
最近は入居審査も管理会社に一任して入居審査に携わるオーナーは少なくなりましたが、中にはオーナー審査をしっかり行うオーナーもいます。
しかしこのオーナー審査の際にオーナーが海外旅行などで長期不在にしている場合など、入居審査時間がかかりすぎてしまうケースもあります。
結果連絡がどこかで途絶えてしまっている
さらに、「結果連絡がどこかで途絶えてしまっているケース」も考えられます。
例えば上記の図のような「管理会社が仲介業者へ入居審査の結果を伝え忘れるケース」です。
先程の「そもそも審査にかけられていないケース」もそうですが、このような人為的ミスによって入居審査の結果が大きく遅れてしまっているケースは想像以上に多いと筆者は感じています。
一つの入居申し込みに対して、
- 仲介業者
- 管理会社
- 保証会社
- オーナー
じつに多くの機関・人が関わっています。
特に繁忙期シーズンなど、どこの機関も混雑して手いっぱいになっている時などは人為的ミスが発生しやすいです(実際に筆者も繁忙期シーズンは連絡が遅くなってしまう事もあります)
10日以上、二週間以上と入居審査に時間がかかりすぎてしまっている場合は、このような人為的ミスによることが多いでしょう。
どうすれば入居審査の結果が出てくるのか
入居審査の結果をできるだけ早く出すには、
「こまめに仲介業者の担当者へ確認連絡をする」ことです。
- 申込書の不備・必要書類の不備はないのか
- 保証会社の審査は通っているのか
- 管理会社・オーナーの審査は通っているのか
上記の細かい内容を確認し、現在入居審査がどのような状況になっているのかをしっかり確認してもらう事が大切です。
入居審査には必ず段階があります。
まずは現在どこの段階にあるのかを把握して、一つ一つの段階をしっかりクリアしていけば最終的には必ず入居審査の結果は出ます。
また、極稀に、
「審査を一向に進めてくれない、きちんと審査状況を確認してくれない」
など、非常に対応の悪い仲介業者・管理会社に当たってしまうこともあります。
そのような場合は思い切って入居申し込みをキャンセルし、別の物件に切り替えるというのも一つの手です。
一度気に入った物件を手放すのは覚悟が必要ですが、仮に入居審査に通過したとしても、そのような対応の悪い仲介業者・管理会社では、
- 契約手続き
- 鍵の受け取り
- 入居後
など…今後の手続き、入居生活の際に大きなトラブルが発生しかねません。
のちのちのことを考えたら、
「逆に審査の段階で大きなトラブルを避けられて良かった」
と気持ちを切り替えて新たな物件を探し直しするということも一つの考えとしてお持ちいただけたらと思います。
まとめ
今回は入居審査に時間がかかりすぎてしまうケースについて詳しく解説いたしました。
入居審査が10日以上、二週間以上かかってしまうというのは非常事態と言ってもよいです。
そしてその理由の多くはどこかしらで人為的ミスが発生している可能性が高いです。
このような人為的ミスを防ぐには、
「こまめに仲介業者の担当者へ確認連絡をすること」
が一番です。
こまめに仲介業者の担当者へ確認連絡をして現在入居審査がどこの段階まで進んでいるのかを確認できれば、なかなか入居審査の結果が出なくても安心することができるでしょう。
皆様のより良いお部屋探しを心よりお祈り申し上げます。