「積水ハウス不動産のシャーメゾンに住んでいる。
退去費用ってどのくらい掛かるのかな?
シャーメゾンの退去費用は高い?
積水ハウス不動産の退去費用について詳しく知りたい!」
このような疑問にお答えします。
筆者は賃貸営業歴5年の賃貸営業マンです。
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格も保有しています。
全国に約64万戸の賃貸物件を管理している積水ハウス不動産。
高品質な賃貸物件で知られるシャーメゾンも積水ハウス不動産が管理している物件です。
現在、積水ハウスの物件に入居されている方は非常に多いでしょう。
そして実際に入居されている方が気になるのは「退去費用」だと思います。
そこで今回は積水ハウス不動産(シャーメゾン)の退去の際にかかる費用について詳しく解説をしていきます。
- 退去費用は高い?
- 退去の際に掛かる費用
- 退去費用の平均
- 退去の際には掃除をした方が良い?
おもに上記4点についてTwitter上の評判も交えながら詳しく解説をしていきます。
この記事をお読みいただければ積水ハウス不動産の退去について詳しくなれますよ!
積水ハウス不動産(シャーメゾン)の退去費用は高い?
積水ハウス不動産(シャーメゾン)の退去費用は高いのか?
まずは実際にシャーメゾンに住まわれた方の退去費用についての評判をTwitterから見ていきましょう。
シャーメゾンって、
住んでる時はメンテがマメで天国👼
退去する時はクリーニング代絶対必須&故意以外の消耗分も請求されて地獄
住んでる内に直してもらえるところは直してから退去した方が得策かと…
— チキ (@39_ramses) July 26, 2018
積和不動産のアパート。
退去費1万請求されたけど、突っ込んで詳細を求めたら3万返金にされることに。
ちょっと仕事いい加減すぎない? pic.twitter.com/v1Fooim1oJ— ベビもん🦕(1y8m) (@babydinosaur178) December 2, 2019
積和不動産は退去時にたくさん請求してきて嫌な会社だなぁ
もう積和不動産の賃貸借りることはないな— かの (@metamonist) April 26, 2019
積和不動産マスト賃貸マジクソ
退去補修の過剰な請求をされました。
一応、話し合いをしまして過剰分だった26000円程を取り返しましたが、終始高圧的な口調とお詫びの一言もありませんでした。
明細書を出してもらうのにも50日ほど要し不安だらけでした。— ピロリキン🐠 (@fish1022fish) March 17, 2018
退去費用高すぎる…
積和不動産はボッタクリです— みんちゃんまん / Minty (@MinchanMan_) May 28, 2016
Twitterの評判ではいくつかの
「積水ハウス不動産の退去費用は高い」
という意見がございました。
中には、「詳細を確認したら3万円返金された」という意見もありましたね…
ある程度は退去費用について知識を持っておくということは大事ということが分かります。
このようにいくつかのネガティブなツイートが見られたものの、積水ハウス不動産とだいたい同じくらいの管理戸数を誇るレオパレスと比べるとネガティブなツイートは圧倒的に少ないです。
積水ハウス不動産は契約時に、
「退去時のハウスクリーニング代や原状回復に掛かる費用」
をしっかり提示しています。
原則は国土交通省のガイドラインに則って退去費用を算出していますので、よほど悪質な退去担当者に当たらない限りは高額な退去費用を請求されることは少ないのではないかと思います。
そもそも、大手中の大手である積水ハウス不動産が、悪質な退去費用を請求していたらそれこそすぐに悪い噂が広まり大打撃を受けます。
小さい不動産会社でもあってはならないことですが、積水ハウス不動産が法外な高額な退去費用を請求することはなかなか考えづらいですね…
反対に、ポジティブな意見・評判も見ていきます。
退去費用かからなかった。゚(゚´Д`゚)゚。
よかったー。゚(゚´Д`゚)゚。#積和不動産— 侑 (@hxh_alice) April 20, 2017
先日まで住んでいた積和不動産中部は、
入居前にきれいに掃除してくれるし
退去時の自然損耗は見逃してくれるし
とても良かったです。 https://t.co/gJHPmyp9QF— 叱咤呵 (@nagoyatoise) August 17, 2019
シャーメゾンの退去立ち会い完了!預かり金以外の持ち出し3000円で済んで良き良き🥰ガス会社のお兄さんも立ち会い委託のお兄さんもカッコよくて、BBA丸出しで絡んじゃった。部屋キレイですね!ってよいしょしてくるからワロタワロタ。
— kkk (@Lodden0102) March 30, 2020
高額な退去費用を請求されることもなく、一般的な退去費用で退去できた方のツイートです。
特別な原状回復費用(修繕費用)が掛からなければ、ほとんどの方が退去時の費用を支払うことなく退去することができます。
壁に穴を開けてしまったり、キズをつけてしまったりしていなければ、最低限に掛かるクリーニング費用だけで退去できるはずです。
積水ハウス不動産(シャーメゾン)の退去費用は高くはない
ということで積水ハウス不動産(シャーメゾン)の退去費用は決して高くはありません。
一般的な相場通りのハウスクリーニング費用に、一般的な相場通りの原状回復費用の単価で退去費用を決定していますので高額な退去費用にはなりづらいと言えます。
積水ハウス不動産(シャーメゾン)は退去時に支払う金額が少ない
また、積水ハウス不動産(シャーメゾン)の賃貸契約では、ほとんどのケースで「敷金1ヵ月以上」の契約となります。
敷金とは、入居者が積水ハウス不動産へ契約時に預ける「預かり金」となります。
敷金として預けたお金は「家賃の担保・その他の費用」として利用されますが、近年では、
「退去時におけるクリーニング費用や原状回復費用」
に充てられることがほとんどです。
ですので、敷金を預かる契約が主流の積水ハウス不動産の物件では、
「もともと預けていたお金(敷金)があるので、追加で支払う金額が少なくなる」
という事になります。
さらに、敷金が残った場合は例外を除いて入居者に返金されますので、シャーメゾンの退去の時にはお金を支払わずに逆にお金が戻ってくることも多いです。
シャーメゾンは新築で入ったんだけど、家事の動線が完璧に出来ていて掃除も洗濯も最の高だった。ただお家賃がちょっとネック。退去する時、不動産屋に「何か気に入りませんでしたか(`;ω;´)とても良い入居者だったのに〜!」と言われた。敷金もガッツリ戻ってきたし、不動産屋選びは大事。
— mochiko姉 (@mochiko0408) November 12, 2018
その点積和不動産は敷金全部返ってきたし良かった
— ほしの (@mute1105) January 14, 2020
敷金があると初期費用が大きくなるというデメリットがありますが、逆に退去時には敷金があることで安心ができますし、トラブルも少なくなるというメリットがあります。
また、敷金については下記の記事にて詳しく解説をしていますので、よろしければ参考にご覧ください。
積水ハウス不動産(シャーメゾン)の退去の際に掛かる費用
ここでは具体的に積水ハウス不動産(シャーメゾン)の退去の際に掛かる費用を詳しく解説していきます。
積水ハウス不動産の退去の際に掛かる費用は大きく4つあります。
- クリーニング費用
- 畳表替え・襖張替え費用
- 原状回復費用
- 短期違約金
積水ハウス不動産の退去の際に掛かる費用の中で、必ず発生する費用はクリーニング費用だけです。
「畳表替え・襖張替え費用」や「原状回復費用」、「短期違約金」は条件に該当された方のみが支払う形となります。
それぞれの項目について詳しく解説をしていきます。
①クリーニング費用
次の入居者のために行う「室内のクリーニング費用」です。
筆者が勤めている不動産会社のエリアの積水ハウス不動産の物件は「㎡数」によってクリーニング費用を算出していますが、クリーニング費用の算出方法はエリアによっても異なる可能性があります。
大まかなクリーニング費用を間取りでお伝えしますと、
1R・1K | 30,000円~40,000円前後 |
---|---|
2DK・1LDK | 4,0000円~50,000円前後 |
2LDK以上 | 50,000円~60,000円前後 |
となります。
詳しいクリーニング費用に関しては契約書に記載されているはずですので、退去の前に一度確認しておくと良いでしょう。
関連記事>>賃貸のクリーニング代は違法?拒否できる?知っておくべき7つのこと
②畳表替え・襖張替え費用
和室がある物件の場合、
- 畳表替え
- 襖張替え
上記2つの費用が発生する可能性があります。
畳表替え・襖張替え費用が発生すると、おおよそ6畳の和室で5万円弱の費用となりますので注意が必要です。
和室がある物件の場合は、
- 畳表替え・襖張替え費用が入居者負担であるか
- 費用はいくらになるのか
上記2点を契約時にしっかり確認しておくことが大切です。
③原状回復費用
原状回復費用とは、クリーニング費用とは別で発生する修繕費用のことを言います。
普通に部屋を借りて生活をしている分には、原状回復費用が発生することはほとんどありません。
しかし、
- タバコのヤニ汚れ
- 壁に穴を開けた
- フローリングを焦がした
など…入居者の故意過失によって修繕しなければならない費用に関しては、その修繕費用を請求されます。
特にタバコのヤニ汚れなどでクロスを全面的に張り替えなければならないとなると、5万円~10万円の費用が発生してきますのでご注意ください。
この原状回復費用のあるなしで退去費用は大きく変わっていきますし、そして昔からトラブルが絶えない事項でもあります。
④短期違約金
積水ハウス不動産の物件では「短期違約金」がない物件が多いです。
しかし、
- フリーレント
- モニター賃料
などの初期費用割引や賃料割引などの特別な契約内容の場合は、
「1年未満の解約で家賃1ヵ月分の違約金」
が発生する契約内容の物件もあります。
このような短期違約金が発生してきてしまうと、敷金の金額を超えて退去の際に追加で支払う費用が大きくなってしまいます。
特にフリーレントやモニター賃料で契約された方は、短期違約金に気を付けて解約手続きを行うようにしましょう。
積水ハウス不動産(シャーメゾン)の退去費用の平均
実際に退去の際に支払う費用はどのくらいになるのか。
退去費用の平均を知りたい方も多いと思います。
残念ながら、積水ハウス不動産の方で退去費用の平均金額などの数値は公開されておりません。
しかしTwitterなどの意見からも、最低限のクリーニング費用のみで退去されているケースが多いのではないかと思います。
積水ハウス不動産の場合は「敷金ありの契約がほとんど」ですので、たとえば敷金7万円を預けていて、退去費用がクリーニング費用のみの4万円だった場合、敷金からクリーニング費用を差し引いて残った3万円に関しては原則返金される形となります。
また、仮に畳表替え・襖張替え費用や原状回復費用などが発生したとしても敷金があるので、退去時に支払う費用は他の不動産会社と比べて少なくできる可能性が高いと言えます。
長期入居で原状回復費用の負担も軽くなる
国土交通省のガイドラインでは、
- 設備の耐久年数
- 経年劣化
- 通常使用による損耗
を考慮して原状回復費用を算出することとしています。
そして多くの設備の耐久年数は6年とされていますので、6年以上同じ建物に入居していることで原状回復費用の負担がほぼなくなります。
ですので長期でご入居されている方は、退去費用が抑えられる可能性が高まります。
しかし、耐久年数を超えたとしても継続して使用可能な設備は、入居者の故意・過失によって工事が必要になった場合はその修繕費用の一部を入居者側も負担する可能性がありますので、その点にはご注意ください。
積水ハウス不動産(シャーメゾン)の退去の際には掃除をした方が良い?
「退去の時にきれいに掃除をすればクリーニング費用は安くなる?」
このような疑問を持たれる方は多いかと思いますが、結論としては自分で掃除を徹底的に行ってもクリーニング費用が安くなることはありません。
残念ですが、事前に定められた「退去時のクリーニング費用」に関しては敷金から差し引かれてしまいます。
それでは全く掃除をしなくて良いのかと言えばそういう訳でもありません。
クリーニング費用は返金されることはありませんが、退去立ち合いするスタッフへの印象は良くなりますし、その結果、本来発生していた修繕費用を見逃してくれる可能性もあります。
そこまで本腰を入れて徹底的に掃除をする必要はありませんが、最低限の掃除を行って退去立ち合いを迎える事で少しお得になるかもしれませんね。
まとめ
今回は積水ハウス不動産(シャーメゾン)の退去費用について詳しく解説をいたしました。
積水ハウス不動産の賃貸契約は「敷金あり」の契約が多いので、退去の際に支払う費用としては他の不動産会社よりも抑えられる可能性が高くなります。
基本的には、故意過失による修繕箇所がなければ最低限のクリーニング費用で退去できるケースがほとんどです。
また、退去費用を抑えるには日頃の定期的な清掃と、常に部屋を借りているという意識を忘れずに物件を利用することが大切と言えるでしょう。
皆様のより良いお部屋探しを心よりお祈り申し上げます。