「現在生活保護を受けているけど…
生活保護を受けていてもUR賃貸に住むことはできる?
UR賃貸について詳しく知りたい!」
このような疑問にお答えします。
筆者は賃貸営業歴5年の賃貸営業マンです。
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格も保有しています。
現在生活保護を受けている方で賃貸物件をお探しの方もいらっしゃると思います。
UR賃貸には、
- 連帯保証人不要
- 保証会社不要
- 初期費用が安い
- 更新料なし
- 耐震性・耐火性が高い
非常に多くのメリットがあり、UR賃貸を検討される生活保護の方もいらっしゃるでしょう。
しかし、生活保護を受給されている方にとって、
- UR賃貸は生活保護でも入居できるのか
- 入居審査は厳しいのではないか
という疑問や不安を抱いている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は生活保護の方のUR賃貸について詳しく解説をしていきます。
ぜひ参考にご覧いただけますと幸いです。
生活保護の方でもUR賃貸に入居可能!
まず結論から申し上げますと、
生活保護の方でもUR賃貸に入居可能!
となります。
受給される住宅扶助金額内の物件であれば生活保護の方でもUR賃貸に入居することができます。
また、一般の方と同じく、
- 連帯保証人不要
- 保証会社利用不要
となりますので、
「連帯保証人が立てられない…」
「保証会社の審査が不安…」
UR賃貸なら上記のような不安もなくなります。
UR賃貸の入居条件
UR賃貸にて予め定められている入居条件が大きく5つあります。
- 申込者本人の平均月収額が基準月収額以上ある方
- 日本国籍の方、またはURが定める資格を持つ外国籍の方で、継続して自ら居住するための住宅を必要とする方
- 単身者もしくは現に同居し、または同居しようとする親族のある方
- 申込者本人を含めた同居世帯全員が、URが定める入居開始可能日から1か月以内に入居でき、物件内で円満な共同生活を営むことができる方
- 申込者本人を含めた同居世帯全員が暴力団員などではない方
生活保護の方で一番心配な点は、
「①申込者本人の平均月収額が基準月収額以上ある方」
という点でしょう。
具体的にUR賃貸には下記のような基準月収額が定められています。
★世帯でのお申込みの場合
家賃額 | 基準月収額 |
82,500円未満 | 家賃額の4倍以上 |
82,500円以上20万円未満 | 33万円以上 |
20万円以上 | 40万円以上 |
★単身者でのお申込みの場合
家賃額 | 基準月収額 |
62,500円未満 | 家賃額の4倍以上 |
62,500円以上20万円未満 | 25万円以上 |
20万円以上 | 40万円以上 |
生活保護の方の場合だと上記の条件をクリアすることは非常に困難です。
しかし生活保護の方の場合は特例として、
生活保護の方の場合、受給される住宅扶助金額内の物件であればOK
となります。
ですので生活保護の方の場合は、生活保護による住宅扶助金額内の物件を選択することでUR賃貸に入居することが可能となります。
ただしもちろん、その他の②~⑤の4つの入居条件もクリアしなければ入居することはできませんので予めご了承ください。
- 日本国籍の方、またはURが定める資格を持つ外国籍の方で、継続して自ら居住するための住宅を必要とする方
- 単身者もしくは現に同居し、または同居しようとする親族のある方
- 申込者本人を含めた同居世帯全員が、URが定める入居開始可能日から1か月以内に入居でき、物件内で円満な共同生活を営むことができる方
- 申込者本人を含めた同居世帯全員が暴力団員などではない方
ですが、上記の残り4つの入居条件の中でクリアすることが難しい項目はほとんどありません。
自分が継続的に住む物件を、円満な共同生活を営むことができて、かつ暴力団員などの方でなければ大丈夫です。
また、親族の方であれば同居も可能です。
生活保護の方の場合、一般的な不動産会社の物件よりもUR賃貸の方がスムーズに審査に通りやすいと言えます。
しかし現実的には住宅扶助内のUR物件は少ない
UR賃貸は生活保護の方でも連帯保証人不要・保証会社不要で受け入れてくれます。
しかしながら、UR賃貸には住宅扶助金額内の物件が少ないのが現状です。
実際にUR賃貸を検索してみました
画像引用:東京都福祉保健局 生活保護「住宅扶助金額」の見直しについて
今回は東京都の住宅扶助金額(2人64,000円)で入居ができるUR賃貸物件はどのくらいあるのかを実際に物件検索してみました。
該当なし
7物件
4物件
1物件
5物件
27物件
東京都全体315物件44物件が家賃64,000円以下の部屋があるUR物件でした。
東京都内のUR賃貸で生活保護の方が入居できる物件は全体の13.9%となります。
特に都心、23区ではかなり家賃が高くなってしまうので生活保護(2人入居)の方で入居できる物件はかなり少なくなってしまいます。
今回は2人入居の生活保護の方の場合で調査しましたが、単身の53,700円以下の物件とすると315物件中わずか22物件(約7%)となり、希望の物件が見つかる可能性は少ないと言えます。
しかしながら、全く該当する物件がない訳ではありません。
まとめ
今回は生活保護の方の場合のUR賃貸について詳しく解説をいたしました。
生活保護の方の場合でもUR賃貸に入居することは可能です。
連帯保証人不要・保証会社不要で入居ができるので、住宅扶助金額内の物件を見つけることができれば審査・契約等はスムーズに行えるでしょう。
ただ、東京都の例を挙げたように住宅扶助金額内の物件はあまり多くはないのが現状です。
UR賃貸だけではなく、その他の不動産会社の物件も検討することをおすすめします。
そして最後に、生活保護の方でも入居が可能なビレッジハウスという不動産会社をご紹介いたします。
ビレッジハウスは家賃が安い物件が多いので、生活保護の方でも家賃上限を超えない物件が多いです。
入居審査に関しても保証会社利用なしのビレッジハウス独自での入居審査となりますので、入居審査に通りやすい不動産会社となっています。
さらにビレッジハウスは、
- 敷金なし
- 礼金なし
- 仲介手数料なし
- 更新料なし
- フリーレント1ヵ月
- 引っ越しサポート3万円
で初期費用が格安で更新料がない点も魅力です。
よろしければ是非一度チェックしてみてください。
\無料でかんたんお問い合わせ♪/
さらにビレッジハウスについて詳しく知りたい方はこちら!