今すぐ引っ越したいけどお金がない人へ。初期費用を最小化する3つの方法とは?

今すぐ引っ越したいけどお金がない人へ。初期費用を最小化する3つの方法とは?

「今すぐ引っ越したいけどお金がない…

何かいい解決策はある?」

このような疑問にお答えします。

筆者は賃貸営業歴5年の賃貸営業マンです。

宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格も保有しています。

親とケンカした

彼女とケンカした

隣の入居者がうるさすぎる

部屋が狭すぎてイライラする

駅から遠すぎて毎日大変

上記のような理由で「今すぐ引っ越したい!」とお考えの方も少なくないと思います。

やはり毎日過ごす部屋ではストレスなく快適に過ごしたいですよね。

しかし賃貸物件を借りるにはまとまったお金が必要となるので、

「でも今はお金がないから引っ越しは無理…」

とあきらめてしまっている人がほとんどではないでしょうか。

確かに賃貸物件への引っ越しにはまとまったお金が必要となる物件がほとんどですが、初期費用を最小化する方法が全くないわけではありません

そこで今回は初期費用を最小化する3つの方法を詳しく解説していきます。

また、10万円くらいなら準備できそうな人におすすめの方法も追加で2つご紹介していきます。

ぜひ最後までご覧いただけましたら幸いです。

賃貸契約の初期費用を0円にすることはほぼ不可能

賃貸契約の初期費用を0円にすることはほぼ不可能

初期費用を最小化する3つの方法をお伝えする前に、賃貸借契約の初期費用を0円にすることはほぼ不可能というお話をしておきます。

賃貸物件のお引越しをする際に、その他に発生する引っ越し業者費用や家具家電費用は、

「引っ越し業者は使わずに家族に手伝ってもらう」

「家具家電は今使っているものをそのまま使う」

上記のような方法で費用を0円にすることも可能ですが、賃貸契約の初期費用はそうはいきません。

賃貸契約の初期費用を0円にできる物件(不動産会社)はほとんど存在しないからです。

賃貸契約の初期費用は基本的に7項目の費用が発生する

賃貸契約の初期費用を0円にできる物件がほとんど存在しない理由は、

  1. 敷金
  2. 礼金
  3. 前家賃
  4. 仲介手数料
  5. 火災保険料
  6. 家賃保証会社費用
  7. 鍵交換費用

上記7つの項目費用が発生するのが一般的だからです

具体例を一つあげますと、

★具体例:賃料6万円・敷金1ヵ月・礼金1ヵ月・9月21日から契約開始

敷金 60,000円
礼金 60,000円
前家賃(9月分日割) 20,000円
前家賃(10月分) 60,000円
仲介手数料 66,000円
火災保険料 15,000円
保証会社費用 30,000円
鍵交換費用 16,500円
合計 327,500円

火災保険や保証会社費用、鍵交換費用は相場の金額で計算

上記のとおりとなり、おおよそ賃料の5か月分の初期費用となります。

もちろん物件によっては礼金なしだったり、鍵交換費用や保証会社費用が掛からない物件、仲介手数料が安い不動産会社など、何かしらの項目費用が発生しない物件も存在します。

しかし、7つの項目の全ての費用が0円になる物件を見つけることは極めて困難となります。

今すぐ引っ越したいけどお金がない人へ。初期費用を最小化する3つの方法

初期費用を最小化する3つの方法

上記の前提を踏まえた上で、今すぐ引っ越したいけどお金がない人へ初期費用を最小化する3つの方法をお伝えしていきます。

  1. 初期費用割引キャンペーン物件を狙う
  2. ビレッジハウスの物件に入居する
  3. 初期費用を分割後払いにする

一つひとつ詳しく解説していきます。

1.初期費用割引キャンペーン物件を狙う

まず1つ目の方法は初期費用割引キャンペーン物件を狙う方法です。

賃貸物件の中には初期費用の割引キャンペーンが行われている物件もあります。

  • 敷金礼金なし
  • フリーレント(前家賃無料)
  • 仲介手数料無料
  • 鍵交換費用無料

など…初期費用の割引キャンペーンが行われている物件を狙うことが初期費用を安く抑えるもっとも有効な方法と言えます。

ちなみに筆者は賃貸営業マンとして1000件以上契約をしてきましたが、その中でもっとも安かった初期費用が、

敷金 0円
礼金 0円
前家賃(9月分日割) 0円
前家賃(10月分) 0円
仲介手数料 0円
火災保険料 15,000円
保証会社費用 0円
鍵交換費用 0円
合計 15,000円
  • 敷金礼金なし
  • 仲介手数料貸主負担で無料
  • フリーレント2か月
  • 家賃保証会社費用貸主負担で無料

上記の初期費用割引キャンペーン物件で「火災保険料のみ15,000円」でした。

このような格安な初期費用となるキャンペーン物件は稀ですが、

「敷金礼金なし!仲介手数料無料!フリーレント1ヵ月!」

このくらいの初期費用割引キャンペーン物件ならチラホラ見つけることができるかと思います。

ちなみに物件にもよりますが、

「敷金礼金なし!仲介手数料無料!フリーレント1ヵ月!」

上記のような物件なら初期費用を5万円前後に抑えることも可能です。

2.ビレッジハウスの物件に入居する

ビレッジハウス

2つ目の方法はビレッジハウスの物件に入居する方法です。

ビレッジハウスは2016年に設立したまだ新しい不動産会社ですので、ご存知ではない方も多いと思います。

ビレッジハウスは旧雇用促進住宅約10万戸を一括買収したことでコストを抑え、初期費用や家賃を安くしています

ビレッジハウスの物件は、

  • 敷金礼金なし
  • 仲介手数料なし
  • 更新料なし
  • 鍵交換費用なし
  • 家賃保証会社費用なし
  • 3万円割引キャンペーン

となり、格安な初期費用で契約が可能です。

たとえば50,000円の賃料の場合、現在行われている引っ越しサポート最大30,000円キャンペーンも利用すれば初期費用が日割り賃料の2,260円のみで入居が可能となります。

一般的な賃貸物件と比較した初期費用計算表を作成しましたので参考にご覧ください。

★一般的な賃貸物件とビレッジハウスの初期費用比較
初期費用項目 ビレッジハウス 一般的な賃貸物件
敷金 0円 50,000円
敷金 0円 50,000円
当月賃料 32,260円 32,260円
翌月賃料 50,000円 50,000円
仲介手数料 0円 55,000円
火災保険 0円 20,000円
家賃保証会社費用 0円 25,000円
鍵交換代 0円 16,500円
24時間サポート 0円 16,500円
室内消毒代 0円 16,500円
フリーレント1ヵ月 -50,000円
3万円キャンペーン -30,000円
合計 2,260円 331,760円

※当月賃料は10日から入居開始の場合で計算
※東日本エリアの場合は別途火災保険料10,000円が掛かります

冒頭では「初期費用を0円にすることはほぼ不可能」と書きましたが、ビレッジハウスなら初期費用をほぼ0円にすることができてしまいますね

ただしビレッジハウスには、

築年数が古い物件が多い

短期解約違約金が高い

上記のデメリットも存在します。

築年数が古くても問題なく、長期間の入居を希望される人にはおすすめな不動産会社ですので、よろしければチェックしてみてください。

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詳細記事>>【初期費用5万円以下】家賃も格安なビレッジハウスの重要な10のポイント!

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3.初期費用を分割後払いにする

最後の3つの方法は初期費用を分割後払いにする方法です。

この方法は初期費用を安くする方法ではなく、後払いとすることでひとまず契約時に支払う初期費用を0円にする方法となります。

具体的な方法として考えられるのは下記の5つです。

  • 両親や兄弟、友人からお金を借りる
  • クレジットカードで分割後払い
  • カードローンでお金を調達する
  • 消費者金融でお金を調達する
  • スムーズを利用する

それぞれ解説していきます。

両親や兄弟、友人からお金を借りる

両親や兄弟、友人からお金を借りることで、ひとまず初期費用を支払うことができます。

しかし数十万円となる賃貸契約の初期費用を借りることは、いくら身内とはいえかなりハードルが高いと言えるでしょう。

クレジットカードで分割後払い

不動産会社の中には初期費用をクレジットカードで支払うことができる不動産会社も存在します。

そのような不動産会社の物件を契約すれば、分割後払いで初期費用を0円にすることができます。

しかし全ての物件でクレジットカード払いにできるわけではないですし、年率14%前後の手数料が発生するケースが多いです。

カードローンでお金を調達する

カードローンでお金を調達することで、不動産会社から後払いの許可が得られなくても実質的には後払いにすることが可能です。

しかしカードローンの場合、金額によっては最大で年20%の利子が生じます

仮に50万円を借りた場合、年間で10万円の利子となります。

消費者金融でお金を調達する

消費者金融もカードローン同様に、金額によっては最大で年20%の利子が生じます

スムーズを利用する


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初期費用を分割後払いにしたい人に最もおすすめな方法がスムーズを利用することです。

スムーズは分割後払いに対応していない不動産会社の物件でも、分割後払いで初期費用を支払うことが可能となります。

つまりスムーズならどんな物件でも初期費用0円で契約することができます

さらにスムーズのすごいところは、6回払いまで分割手数料が0円で利用できる点です。

後払い手数料6回まで0円
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スムーズは12回払い・24回払いにも対応していますが、年率14%の手数料が発生してしまいますので、6回払いまでの利用にとどめておくとスムーズを無料で利用することができます。

ただし、

根本的には初期費用は安くなっていない

スムーズの利用にも審査がある

上記の点には注意が必要です。

とはいえ、どんな物件でも分割手数料なしで後払いにできるので、初期費用を分割払いにしたい人はスムーズの利用を検討してみてください。

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詳細記事>>【手数料なし】賃貸の初期費用を分割後払いできるスムーズとは?口コミ評判を含めた7つのポイント!

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初期費用を10万円準備できる人へおすすめな2つの方法

初期費用を10万円準備できる人へおすすめな2つの方法

初期費用を10万円くらいなら準備できそうだ…

このような方の場合、さらに下記2つの選択肢を増やすことができます。

  • 仲介手数料が安い不動産会社を利用する
  • シェアハウスに入居する

こちらもそれぞれ解説していきます。

仲介手数料が安い不動産会社を利用する

仲介手数料は借主(入居者)と貸主(オーナー)を仲介する不動産会社に支払う費用です。

仲介手数料は仲介不動産会社側で自由に設定できるのが一般的です(宅建業法により上限は賃料の1ヶ月+税)

そのため、仲介手数料が安い不動産会社を利用することで仲介手数料を安く抑えることができます

仲介手数料が安い不動産会社を利用し、さらに「敷金礼金なし物件・フリーレント付き物件」を選択することで初期費用を10万円前後に抑えることが可能です。

仲介手数料が安い不動産会社に関しては下記の記事にて7社ご紹介していますので、ぜひ参考にご覧ください。

【賃貸営業マンおすすめ】仲介手数料が安い不動産屋5選!【最大無料】

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シェアハウスに入居する

シェアハウスは初期費用が10万円以下となる物件が多いです。

さらにシェアハウスなら、

  • 家賃も安い
  • 家具家電付き
  • インターネット無料

となる物件がほとんどですので、初期費用以外の費用も抑えることができます。

もちろんシェアハウスですので、その他入居者との交流などが必要になったり、共用で使う設備が多い点が気になる人も多いと思います。

しかしその点あまり気にならなければ、シェアハウスを検討するのも一つでしょう。

下記の記事ではおすすめのシェアハウス会社を紹介していますので、興味がある方は参考にしてみてください。

賃貸プロが教えるシェアハウス運営会社おすすめランキングTOP7

まとめ

今回は今すぐ引っ越したいけどお金がない人へ初期費用を最小化する3つの方法を解説いたしました。

現在お金がない人でも、

  • 初期費用割引キャンペーン物件を狙う
  • ビレッジハウスの物件に入居する
  • 初期費用を分割後払いにする

上記の方法で引っ越しすることができます。

また、10万円くらいなら準備できる人であれば、仲介手数料が安い不動産会社を利用したりシェアハウスに入居するなどの選択肢も生まれてくるでしょう。

当記事が少しでもあなたのお役に立ちましたら幸いです。

皆様のより良いお部屋探しを心よりお祈り申し上げます。


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  • 賃貸の初期費用が高くて引越しできない
  • 家賃は予算内だけど初期費用が高すぎる物件がある
  • クレジットカードの分割払いの手数料を払いたくない
  • 初期費用を分割後払いにしたいけどできなかった

賃貸契約の初期費用は賃料の5ヶ月~6ヶ月分前後掛かりますので、賃料10万円の物件の場合、60万円以上の契約金が必要な物件がほとんどです。

さらにお引越しには「家具家電購入代や引っ越し費用」なども発生しますので、これらの費用を含めると総額100万円以上となってしまうケースも少なくありません。

また、分割後払いにしたくてもクレジットカード払いに対応している不動産会社ではないと分割後払いにできない点も賃貸契約の大きなデメリットの一つです。

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