自営業やフリーランスの賃貸審査について賃貸営業マンが解説!

自営業やフリーランスの賃貸審査について賃貸営業マンが解説します

「これから部屋を探すけど…

フリーランスだと賃貸審査も厳しいのかな?

フリーランスの賃貸審査について詳しく知りたい!」

このような疑問にお答えします。

筆者は賃貸営業マンとして5年間勤めて1000件以上の成約を頂いてきました。

宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格も保有しています。

自営業やフリーランスの方のお部屋探しも数多く担当させて頂き、多くの成約を頂きました。

その経験を活かして自営業やフリーランスの方の賃貸審査について詳しく解説していきます。

  1. 賃貸の審査ってどんなことをするの?
  2. 自営業やフリーランスの賃貸審査は厳しい?
  3. 自営業・フリーランスの方が賃貸審査に通らない6つの理由と解決策
  4. 賃貸審査に必要な書類
  5. 賃貸審査の期間
  6. 賃貸契約に必要な書類

おもに上記6点について詳しく解説をしていきますので、この記事を読めば自営業やフリーランスの方の賃貸審査についてバッチリです!

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賃貸の審査ってどんなことをするの?

賃貸の審査ってどんなことをするの?

まず賃貸の審査ではどのような事をするのかについて解説していきます。

賃貸の審査はおもに下記の2点をチェックしています。

  • 家賃の支払い能力
  • 人間性、協調性

それぞれ解説していきます。

家賃の支払い能力

しっかりとした収入があり家賃を継続的に支払うことができるのかをチェックしています。

近年は家賃保証会社を利用して家賃の支払い能力の審査を行う不動産会社が多いです。

一般的には家賃の3倍以上の月収(36倍の年収)があれば家賃の支払い能力に関して審査に落ちてしまうことは少ないですが、過去にクレジットカードや家賃の滞納歴がある方の場合は審査に落ちてしまうこともあります。

人間性、協調性

しっかりとした収入があっても入居後にトラブルを起こす可能性が高い人物と判断されれば賃貸審査に落ちてしまう可能性があります。

職業によって審査基準が異なる

賃貸の審査は基本的には上記2点の「家賃の支払い能力」「人間性・協調性」が問題なければ入居審査に通過することができます。

しかし、「職業によって審査基準が異なる」ことも少なくありません。

下記より具体的に自営業やフリーランスの方の賃貸審査について詳しく解説していきます。

自営業やフリーランスの賃貸審査は厳しい?

自営業やフリーランスの賃貸審査は厳しい?

自営業やフリーランスの方は、

普通の会社員の方と比べて賃貸審査は厳しくなります。

なぜ賃貸審査が厳しくなってしまうのかというと、

「自営業やフリーランスは収入が不安定」と思われやすいためです。

また、確定申告書や課税証明書などの実際の収入が証明できる書類を提出できる方であれば「家賃の支払い能力」を証明できますが、まだ自営業やフリーランスとして勤めて間もない方の場合は収入を証明できる書類を提出できない方も少なくありません。

以上の理由から自営業やフリーランスの方の賃貸審査は厳しくなりやすいです。

下記ではさらに自営業やフリーランスの方の賃貸審査について、

「審査に通らない6つの理由と解決策」

を詳しく解説していきます。

自営業・フリーランスの方が賃貸審査に通らない6つの理由と解決策

自営業やフリーランスの方が賃貸審査に通らない主な理由は下記のとおりです。

賃貸審査に通らない6つの理由

  1. 収入があることを証明できない
  2. オーナーや管理会社がNG
  3. クレジットカードや家賃の滞納歴がある
  4. 連帯保証人の内容が弱い
  5. 収入が家賃に適していない
  6. 言葉づかい、態度、身なりが悪い

この6つのうちのいずれか(もしくは複数)に該当してしまって賃貸の審査に通らない自営業やフリーランスの方が多いです。

ですが、しっかりと賃貸審査に通らない理由が分かれば、通らない理由を解消することで自営業やフリーランスの方でも賃貸審査に通過することが可能です。

上記6つの賃貸審査に通らない理由をひとつひとつ解決策を交えて詳しく解説いたします。

①収入があることを証明できない

自営業やフリーランスとして勤めてから1年未満の場合だと「確定申告書」や「住民税課税証明書」などの提出ができず、実際にしっかりと収入がある方でも収入を証明できずに賃貸審査に通らないことがあります。

また、「確定申告書」や「住民税課税証明書」が提出できたとしても「収入が不安定」として審査に通らない可能性もあります。

★解決策

このように収入があることを証明できない方の場合は、

  • 残高証明書の提出
  • 代理契約

といった方法で賃貸審査に通過できる可能性があります。

とはいえ、全ての物件で残高証明書の提出や代理契約で賃貸審査が受けられる訳ではありません。

担当の営業マンに「残高証明書の提出」や「代理契約」が可能な物件を確認して紹介してもらいましょう。

②オーナーや管理会社がNG

収入面などは問題ない方でも、オーナーや管理会社が「自営業やフリーランスの方NG」としている物件も少なからずあります。

そう言った場合はオーナーや管理会社を説得するしかありませんが、よほど説得できる材料がない限りは正直厳しいです。

★解決策

解決策としてはこのような物件は縁が無かったと諦めるしかありません…

ただ、この場合でも代理契約で審査を受けることができる可能性もあります。

ダメ元で交渉してみる価値はあると思います。

また、「もともと審査がゆるい不動産会社の物件」を狙うという解決策もあります。

下記に審査がゆるい不動産会社を4つピックアップしていますので、よろしければご確認してみてくださいね。

審査が通りやすい賃貸不動産会社は?賃貸営業マンが詳しく解説!

③クレジットカードや家賃の滞納歴がある

クレジットカードや家賃の滞納歴がある方は家賃保証会社の審査によって賃貸審査に落ちてしまったことが考えられます。

★解決策

解決策は「信販系の保証会社」を利用する不動産会社の物件を避けることです。

信販系の保証会社の賃貸審査だとクレジットカードや家賃の滞納歴などの信用情報をもとに審査を行うので高確率で審査に落ちてしまいます。

クレジットカードや家賃の滞納歴がある方の賃貸審査については下記の記事で詳しく解説しておりますので参考にご覧ください。

クレジットカードや携帯代の滞納歴があると入居審査に落ちる?【賃貸営業マンが徹底解説!】

④連帯保証人の内容が弱い

家賃保証会社を利用せず、連帯保証人を立てて賃貸審査を行う物件もございます。

この場合は「連帯保証人の内容が弱い」可能性があります。

★解決策

解決策は下記の2点です。

  • さらに収入が高い方に連帯保証人をお願いする
  • 保証会社を利用することが可能か相談する

さらに収入が高い方に連帯保証人をお願いするか、保証会社を利用して審査を受けることが可能か相談する方法があります。

どちらも難しい場合は残念ですが別の物件に切り替えていくしかないでしょう。

⑤収入が家賃に適していない

基本的な事ですが、家賃が収入に適していないと家賃保証会社の審査や管理会社・オーナーの審査に落ちやすくなります。

★解決策

だいたい家賃の3倍以上の月収(36倍の年収)があれば入居審査の基準としては問題ありません。

高めの家賃の物件を探していた方は、希望する家賃を低く設定することで賃貸審査に通過する可能性が高くなります。

さらに詳しい内容は下記の記事も参考にご覧ください。

【入居審査】必要な年収手取りはいくら?嘘の年収を書いても大丈夫?

⑥言葉づかい、態度、身なりが悪い

態度や身なりが良くないと、「入居後にトラブルを起こす可能性が高い」などの理由で管理会社・オーナーから入居をお断りされる可能性があります。

入居審査に影響を及ぼすだけではなく、初期費用や家賃を交渉したい時も相談に乗ってもらえなくなるので、お部屋探しの際はできる限り態度よく身なりも良くしていくことに越したことはありません。

★解決策

物件の問い合わせの段階から言葉づかいや態度など気を付けるようにしましょう。

以上、自営業やフリーランスの方が賃貸審査に通らない6つの理由と解決策を解説いたしました。

下記からは賃貸の審査に必要な書類を解説していきます。

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自営業やフリーランスの方の賃貸審査に必要な書類

自営業やフリーランスの賃貸審査に必要な書類

下記からは自営業やフリーランスの方が賃貸審査に必要な書類をお伝えしていきます。

ぜひ参考にしていただけますと幸いです。

賃貸入居審査の必要書類

自営業やフリーランスの方の賃貸の入居審査の際に必要な書類は下記の通りです。

身分証 運転免許証・保険証・パスポート・住基カードなどの写し
印鑑 シャチハタ以外のもの
所得証明書 確定申告書、課税証明書などの写し
※住民票 不動産会社によっては必要となる可能性があります

上記の必要書類と入居申し込み書に記載すれば入居審査を受ける事ができます。

入居申し込み書に記載する情報

契約者本人の記載する情報

  • 氏名、住所、居住年数、生年月日、年齢、電話番号
  • 勤め先名称、住所、電話番号、勤続年数
  • 月収、年収

緊急連絡先に記載する情報

  • 氏名、住所、生年月日、電話番号
  • 月収、年収
  • 勤務先名称、住所、電話番号、勤続年数

連帯保証人が必要な場合に記載する情報

  • 氏名、住所、生年月日、電話番号
  • 月収、年収
  • 勤務先名称、住所、電話番号、勤続年数

実際の入居申し込み書はもう少し細かい項目が書かれていますが、基本は上記の内容を申し込み書に記載すれば入居審査は開始できます。

緊急連絡先の勤め先情報は要らない不動産会社が多いものの、記載をお願いされる不動産会社もございますので、事前に緊急連絡先の勤め先情報も準備できているとスムーズです。

基本的には賃貸保証会社を利用して緊急連絡先を立てる賃貸契約が一般的ですが、中には連帯保証人が必要となるケースがありますので注意しましょう。

緊急連絡先や連帯保証人について詳しく知りたい方は下記の記事もおすすめです。

【宅地建物取引士が教える】賃貸入居審査の緊急連絡先って?

賃貸契約の連帯保証人って?緊急連絡先や保証会社との違いを詳しく解説!

自営業やフリーランスの方の賃貸審査の期間

入居審査は平均して2日~3日程で結果が出る不動産会社が多いです。

ですが、不動産会社によっては1週間近く掛かる場合もあります。

入居申し込みをしてから5日程経っても入居審査の結果が出ない場合は、一度担当の営業マンに確認してみましょう。

既に審査の結果が出ている可能性もありますし、必要書類や入居申し込みに不備があって審査が滞ってしまっている場合もあります。

賃貸入居審査の期間について、さらに詳しくまとめた記事がございます。

こちらも参考にお読みください。

賃貸入居審査の期間はどのくらい?即日で結果出る?【賃貸営業マンが徹底解説します】

自営業やフリーランスの方の賃貸契約に必要な書類

自営業やフリーランスの賃貸契約に必要な書類

賃貸契約の必要書類

無事に賃貸の入居審査に通ったら後は契約です。

自営業やフリーランスの方の契約時に必要な書類をまとめました。

こちらも参考にしていただき、スムーズな入居審査と賃貸契約を進めていきましょう。

契約金 賃貸契約終了時。振り込みか現金持参か不動産会社により異なります
身分証コピー 運転免許証・保険証・パスポート・住基カードなど
印鑑 シャチハタ以外のもの
口座番号が分かるもの 通帳やキャッシュカード(家賃引き落とし口座)
銀行印 上記口座の銀行印
住民票 入居者全員分(最近は提出不要の不動産会社も多くなってきました)
所得証明書コピー 確定申告書や課税証明書のコピー
※車検証コピー 駐車場も併せて契約する場合
※入居者の写真 求められる不動産会社は少ないですが必要となる可能性があります

連帯保証人ありの賃貸契約の場合

近年の賃貸契約では連帯保証人を立てず保証会社を利用して契約を結ぶ事が一般的ですが、契約する物件の不動産会社によっては連帯保証人が必要な場合もあります。

連帯保証人が必要な賃貸契約の場合、下記の連帯保証人の必要書類が必要になります。

連帯保証人引受承諾書 不動産会社所定の承諾書
連帯保証人の実印 承諾書に押印する実印
連帯保証人の印鑑証明書 印鑑証明書も必要

印鑑証明書の発行する手間などもありますので、連帯保証人が必要な契約の場合は早めに連帯保証人の方に必要書類などをお伝えするようにしておきましょう。

契約手続き

契約手続きはおおよそ1時間から1時間半程で終了します。

宅地建物取引士による契約に関しての重要事項の説明は後々のトラブルを防ぐためにもしっかり確認するようにしましょう。

契約金を振り込みまたは現金持参、カード決済などで支払い、あとは入居日(鍵渡し日)を待つだけとなります。

※電気、ガス、水道などのライフラインは入居者にて対応となる不動産会社がほとんどですのでライフラインの開通連絡も忘れずに。

まとめ

自営業やフリーランスの賃貸審査についてまとめ

今回は自営業やフリーランスの方の賃貸入居審査について詳しく解説いたしました。

自営業やフリーランスの方の場合は普通の会社員と違い、安定した収入を証明することが難しいため賃貸審査が厳しくなりやすいです。

それでもしっかりと収入を証明したり、残高証明書を提出することで賃貸審査に通過することは決して難しくありません。

この記事が少しでも皆様のお役に立てましたら幸いです。

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