【入居審査】必要な年収手取りはいくら?嘘の年収を書いても大丈夫?

【入居審査】必要な年収手取りはいくら?嘘の年収を書いても大丈夫?

「年収が低くて入居審査に通るか不安…

年収はどれくらいあれば審査に通るんだろう?

詳しく知りたい!」

このような疑問にお答えします。

筆者は賃貸営業歴5年の賃貸営業マンです。

宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格も保有しています。

入居審査の年収に対して、

  • どのくらいの年収が必要なのか
  • 年収が低くても大丈夫なのか
  • 嘘の年収を書いても大丈夫?

など…多くの疑問や不安をお持ちの方も多いと思います。

そこで今回は賃貸の入居審査の年収について、

  1. 入居審査に通過するために必要な年収
  2. 年収手取り20万円で家賃8万は審査に落ちるか
  3. 年収が低くても入居審査に通過する3つの方法
  4. 嘘の年収を書いても大丈夫か
  5. 年収だけで合否が決まる訳ではない
  6. 年収が低く入居審査が不安な人へ

おもに上記6つの点について詳しく解説していきます。

この記事をお読みいただくことで賃貸の入居審査の年収についてしっかり理解することができますよ!

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入居審査に通過するために必要な年収

入居審査に通過するために必要な年収

賃貸の入居審査に通過するためにはどのくらいの年収が必要なのか。

もっとも多くの方が気になる点だと思います。

まずは結論を先にお伝えしますと、

家賃の36倍の年収

となります。

月収に換算すると家賃の3倍です。

家賃に対しての3倍の月収と36倍の年収を表にまとめましたので参考にご覧ください。

家賃 月収 年収
3万円 9万円 108万円
4万円 12万円 144万円
5万円 15万円 180万円
6万円 18万円 216万円
7万円 21万円 252万円
8万円 24万円 288万円
9万円 27万円 324万円
10万円 30万円 360万円
11万円 33万円 396万円
12万円 36万円 432万円

あくまでも大きな目安ですが、家賃に対して3倍の月収(36倍の年収)があれば、収入面において入居審査に落ちてしまう可能性は低いと言えます。

家賃の48倍の年収で考えると審査も通りやすい

賃貸営業マンの筆者のおすすめは、家賃の48倍の年収です。

家賃の48倍の年収(家賃の4倍の月収)で考えると入居審査もさらに通りやすいですし、なにより入居されてからゆとりある生活ができます。

こちらも家賃の4倍の月収と48倍の年収で表にまとめましたのでご確認ください。

家賃 月収 年収
3万円 12万円 144万円
4万円 16万円 192万円
5万円 20万円 240万円
6万円 24万円 288万円
7万円 28万円 336万円
8万円 32万円 384万円
9万円 36万円 432万円
10万円 40万円 480万円
11万円 44万円 528万円
12万円 48万円 576万円

選択できる物件の幅は狭まることになりますが、

  • 入居審査に不安なく通過したい
  • 生活費を抑えたい

上記のような方は選択する家賃を抑えてお部屋探しすることをおすすめします。

入居審査で見られるのは手取り年収ではなく額面の年収

「入居申込書に記載する年収は手取り年収?

それとも額面どおりの金額?」

お客様から実際によくご質問をいただく内容です。

結論としては、

手取り金額ではなく額面の金額

となります。

毎月の月収だけではなく、ボーナスの金額も合わせて大丈夫です。

たとえば、額面月収25万円・ボーナス金額60万円の場合は年収360万円と記載します。

共働きや同棲では基本的に年収を合算できない

共働きをしているご夫婦・同棲カップルの場合でも、入居申し込み書に記載する年収の金額は契約者一人分の年収の金額を記載します。

賃貸の入居審査の収入面に関しては基本的に「契約者のみ」の情報で審査を行う保証会社がほとんどだからです。

ただ、同居者欄の年収金額も考慮している保証会社や不動産会社も存在しています。

ですので同居者にも収入があった方が入居審査に通りやすいことは間違いありません。

特に、個人オーナーが管理している物件は定まった入居審査基準があることは稀ですので、有利に働きやすいでしょう。

月収手取り20万 家賃8万だと入居審査に落ちる?

月収手取り20万 家賃8万だと入居審査に落ちる?

「月収手取り20万円で家賃8万円だと審査に落ちてしまうかな…」

実際にご質問をいただいた内容を具体例として解説していきます。

月収手取り20万円の場合、おそらく額面上の月収は25万円前後(年収約300万円)となるでしょう。

さらにボーナスが支給される人であれば、月収手取り20万円でも額面年収は350万円ほどとなる人もいらっしゃると思います。

ですので、「家賃8万円×36倍=288万円」で家賃36倍の基準をクリアしているケースが多いため、月収手取り20万円でも家賃8万円の物件であれば入居審査に通過できる可能性は十分あると言えます。

ただし、収入面以外で入居審査に落ちてしまうことも考えられますし、審査基準が厳しい家賃保証会社や不動産会社、オーナーの場合は上記の収入基準でも審査に落ちてしまうこともあるのでご注意ください。

年収が低くても入居審査に通過する3つの方法

年収が低くても入居審査に通過する3つの方法

年収が低い人でも入居審査に通過できる方法が3つございます。

  1. 預貯金審査(残高証明書の提出)
  2. 代理契約
  3. 連帯保証人を立てる

それぞれ詳しく解説していきます。

①預貯金審査(残高証明書の提出)

現在年収が低い方でも貯金額に余力がある人の場合は、残高証明書の提出で入居審査を受けることができる不動産会社も存在します。

全ての物件で残高証明書の提出で審査が受けられる訳ではありませんが、貯金額に余力がある方の場合は預貯金審査で入居審査を受けたほうが審査に通過できる可能性は高まります

②代理契約

しっかりとした収入があるご両親やご兄弟、その他親族の方に代わりに契約者になってもらって入居する方法です。

ただし、代理契約も全ての不動産会社で受けられる訳ではないのでご注意ください。

③連帯保証人を立てる

契約者はご本人のままで、しっかりとした収入のある人を連帯保証人とすることで入居審査に通過できる物件もございます。

しっかりとした連帯保証人を立てられる人は、入居審査で有利となるケースが多いです。

入居審査で嘘の年収を書いても大丈夫?

入居審査で嘘の年収を書いても大丈夫?

「何とかして入居審査に通りたい…」

そのような思いで入居申込書に嘘の年収を書こうとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

入居申込書に記載する年収は「だいたいの年収金額」を記載すればよく、きっちりと正確な年収を書く必要はありません。

ですので、気持ち少し上の年収(数十万円程度)を書いても特別問題になるケースはかなり少ないです。

とはいえ、露骨に嘘の年収を書く(数百万円以上高い金額)を書くことはしないほうが良いです

その理由は下記の3つとなります。

  1. 収入証明書の提出を求められるケースあり
  2. 職業・業種・勤続年数である程度の年収は分かる
  3. 年収だけで入居審査は決まらない

一つずつ解説していきます。

①収入証明書の提出を求められるケースあり

近年は契約時に収入証明書(源泉徴収票や給与明細書)の提出を求められるケースは少なくなっていますが、まだ収入証明書の提出を求める保証会社や不動産会社も存在します。

そのような場合、入居申込書に本来よりも高い嘘の年収を書いてしまっていると一発で嘘がバレてしまい、入居をお断りされてしまう可能性もあります。

②職業・業種・勤続年数である程度の年収は分かる

年収を主に確認するのは家賃保証会社での審査となりますが、家賃保証会社では膨大なデータベースがあるので職業・業種・勤続年数などである程度の年収は分かってしまうでしょう

本来は収入証明書の確認を必要としないケースでも、「確認のため収入証明書の提出を求められるケース」も十分考えられます。

結局信頼を損ねてしまい、審査に落ちてしまう可能性が高まると言えます。

③年収だけで入居審査は決まらない

年収と家賃のバランスは入居審査において重要なポイントであることには違いありません。

しかし、年収だけで入居審査が決まる訳ではありません。

多少年収が低くても、その他の審査基準が良い(悪くない)のであれば、入居審査に通過できる可能性は十分あります

嘘の年収を書いて信頼を損ねてしまう可能性があるデメリットの方が大きいと言えるでしょう。

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入居審査は年収だけで合否が決まる訳ではない

入居審査は年収だけで合否が決まる訳ではない

上記でも解説したとおり、入居審査は年収だけで合否が決まる訳ではありません。

  • 高年収の人
  • 安定した職業の人
  • 勤続年数の長い人

上記のような人でも賃貸の入居審査ではNGとなってしまう可能性があります。

実際に筆者の不動産会社のお客様でも、高年収の人や公務員の人で審査に落ちてしまった人もいらっしゃいます。

入居審査に落ちてしまう理由はさまざまありますが、収入面で問題がなくても審査に落ちてしまう人の特徴として、

  • クレジットカードや家賃の滞納歴がある方
  • 自営業、フリーランス、水商売の方
  • 言葉づかい、態度、身なりが悪い

などが挙げられます。

一つひとつ解説していきます。

クレジットカードや携帯代の滞納歴がある

個人信用情報を元に入居審査を行う信販系の家賃保証会社の場合、クレジットカードや携帯代の滞納歴・自己破産歴などがあると審査に落ちてしまう可能性が高いです。

信用情報にキズがある方の場合は、信販系の家賃保証会社を利用する不動産会社の物件を避けるべきと言えるでしょう。

さらに家賃の滞納歴がある方も、家賃滞納歴を確認できる家賃保証会社の審査では審査に落ちてしまう可能性が高まります

また、クレジットカードや携帯代の滞納歴がある方の入居審査については下記の記事にて詳しく解説をしています。

よろしければ参考にご覧ください。

クレジットカードや携帯代の滞納歴があると入居審査に落ちる?【賃貸営業マンが徹底解説!】

自営業やフリーランス、水商売

不動産会社やオーナーによっては職業に関しても厳しく審査を行うケースもあります。

特に自営業やフリーランス、水商売の方に関しては厳しく審査が行われやすく、入居審査に落ちやすいと言えます。

関連記事>>自営業やフリーランスの賃貸審査について賃貸営業マンが解説!

言葉づかいや態度、身なりが悪い

言葉づかいや態度、身なりが悪いと「入居後にトラブルを起こす可能性が高い人物」として入居審査に落ちてしまう可能性があります。

反社会的勢力の方・犯罪歴がある方も入居審査に落ちてしまう可能性が高いです。

家賃保証会社の中には犯罪歴などを中心に審査を行う保証会社も存在します。

年収が低く入居審査に不安がある人へ

最後に、年収が低く入居審査に通過しやすい「入居審査がゆるい不動産会社」を2社ご紹介します。

ビレッジハウス

ビレッジハウス

ビレッジハウスは、

「家賃保証会社を利用せず独自の審査基準で入居審査を行う不動産会社」

ですので、個人信用情報にキズがある方でも問題なく入居審査がゆるいです。

さらにビレッジハウスが取り扱っている物件は家賃2万円台からですので、収入に対する審査基準が低いことも審査がゆるい大きな理由となります。

加えてビレッジハウスは、

  • 敷金なし
  • 礼金なし
  • 仲介手数料なし
  • フリーレント1ヶ月
  • 鍵交換費用などもなし

となっており、業界一安い初期費用と言っても過言ではない安さとなっています。

審査のゆるさだけではなく、初期費用や家賃の安さも大きな魅力の不動産会社です。

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さらに詳しくビレッジハウスについて知りたい方は下記の記事をご覧ください。

【初期費用5万円以下】家賃も格安なビレッジハウスの重要な10のポイント!

部屋まる

部屋まる。

部屋まるは「家賃6万円以下の物件のみ」を取り扱う仲介不動産会社です。

そのため収入に対する審査基準が低い物件が多く、入居審査がゆるい物件が多くなります

また、部屋まるは仲介不動産会社ですので、

  • 無職の人
  • フリーターの人
  • 生活保護の人

など…入居審査に不安をお持ちの方にも審査に通りやすい物件を紹介してくれます

対応エリアは東京・埼玉・千葉・神奈川の1都3県

埼玉・千葉・神奈川エリアなら家賃1万円台の物件も…

首都圏エリアで家賃6万円以下でお探しの人におすすめの不動産会社です。

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部屋まるの詳しい内容は下記をご参照ください。

部屋まるの全てが分かる!口コミ評判を含めた8つの真実【ボンビーガールで話題の不動産屋】

まとめ

入居審査の年収についてまとめ

今回は入居審査の年収について詳しく解説をいたしました。

年収と家賃のバランスは、家賃の36倍の年収以上(家賃の3倍の月収)であれば、収入面において入居審査に落ちてしまう可能性は低くなるでしょう。

また、家賃の48倍の年収(家賃の4倍の月収)となる物件を選択すれば、さらに入居審査に通過しやすく、費用面でゆとりある生活を送れるようになります。

さらに入居審査は年収だけではなく、さまざまな審査基準を見て審査を行っている点も十分注意が必要と言えるでしょう。

皆様のより良いお部屋探しを心よりお祈り申し上げます。


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