「入居申し込みをしてから一週間以上。
まだ入居審査の結果が出ない…
これって審査に落ちたってこと?」
このような疑問にお答えします。
筆者は賃貸営業歴5年の賃貸営業マンです。
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格も保有しています。
入居審査の結果連絡…
非常に待ち遠しいですよね。
入居審査が通れば引っ越し業者の手配や新しい家具家電を買い揃えたり…
多くのやることがあります。
反対に入居審査に落ちてしまった場合は、またすぐに新たな物件を探さなくてはいけません。
しかしなかなか入居審査の結果が出なくて気がつけば一週間以上経っている…
「これだけ審査の結果が遅いという事は審査に落ちてしまったということ?」
このような不安を抱えている方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、
「入居審査の結果が一週間以上出ない場合は審査に落ちている?」
という疑問について詳しく解説していきます。
また、どうして入居審査に一週間以上掛かってしまうのかという疑問についてもお答えしていきますので、ぜひ最後までお読み頂けますと幸いです。
入居審査の結果が一週間以上出ない→審査落ちではない
まずは結論からお伝え致しますが、
入居審査の結果が一週間以上経っていても審査落ちではない
という事になります。
もちろん、最終的には入居審査に落ちてしまう可能性も無くはないのですが、
審査が長引いている=審査に落ちてしまう
ということではありませんので、まずはご安心を頂ければと思います。
入居審査に落ちてしまう場合の結果連絡は早い
基本的に入居審査に落ちてしまう場合の結果連絡は早いことが多いです。
近年の入居審査は家賃保証会社を中心に行われますが、家賃保証会社の審査では審査基準が明確となっているケースが多いため、審査通過基準に満たない場合はすぐに審査NGとなることがほとんどです。
関連記事>>入居審査に落ちる時の連絡は早い?遅いと審査に落ちてるの?
そのため、入居審査に落ちてしまうから審査結果が遅いのではなく、入居審査が一週間以上掛かってしまっているのにはその他に理由があります。
下記からは入居審査が一週間以上かかってしまう理由について詳しく解説していきます。
入居審査の結果が出るまで一週間以上かかる事もある
通常、賃貸の入居審査は2日~3日程で結果が出ることがほとんどです。
最近は家賃保証会社の審査結果がかなり早く出ることも多くなり、入居申し込み即日に入居審査がOKとなることも珍しくありません。
すなわち、入居審査の結果が一週間以上経ってもまだ出てこないケースはかなり遅いケースとなります。
一般的な入居審査の流れとは?
一般的な入居審査の流れは、
- 入居申し込み者が仲介業者へ入居申し込み
- 仲介業者が物件の管理会社へ募集止め依頼と入居審査依頼
- 物件の管理会社が保証会社とオーナーへ入居審査依頼
このような流れとなっています。
上記のように図で表してみると、意外と複雑であることがお分かり頂けるかと思います。
入居審査が遅れる原因
それではどのようなケースで入居審査が遅れてしまうのか。
入居審査が一週間以上掛かってしまうケースをまとめました。
- オーナーと連絡が付かず審査が遅れてしまう
- どこかしらで連絡が途絶えている
- 定休日で審査連絡が遅れる
それぞれ詳しく解説をしていきます。
①オーナーと連絡が付かず審査が遅れてしまうケース
まず一つ目のパターンとして、オーナーと連絡が付かず入居審査が遅れてしまうケースです。
最近は募集から契約まで管理会社へ全て一任するオーナーが増えてきましたが、まだオーナー自体でしっかり入居審査を行う物件もあります。
たまにタイミングが悪かったりすると、オーナーが海外旅行で不在にしていたりしてオーナーと連絡が付かず入居審査が遅れてしまうこともあります。
②どこかしらで連絡が途絶えているケース
続いてはうっかり連絡を忘れてしまうケースです。
上記の図は管理会社が仲介業者へ審査承認連絡を忘れてしまい、審査結果が入居申し込み者まで届かないケースです。
すでに審査結果が出ていても、上記のようにどこかで連絡が途絶えてしまって入居審査の結果連絡が遅れるケースもあります。
もちろん、仲介業者まで審査承認連絡が届いているのに仲介業者が入居申し込み者へ連絡をし忘れているケースもあります。
③定休日で審査連絡が遅れるケース
タイミング悪く管理会社や仲介業者の休みが連続して重なり、入居申し込み者まで審査結果が伝わるまでに時間が掛かってしまうケースもあります。
このように入居審査の結果が一週間以上掛かってしまう場合は、「入居審査自体に時間が掛かっている」というよりも、連絡網が途絶えて入居審査が遅れるというケースもかなり多いのです。
不動産会社によっても審査が遅い場合がある
通常は2日~3日で入居審査が出る不動産会社がほとんどですが、中には入居審査の結果が常に遅い不動産会社も存在します。
特に大和リビングの入居審査は時間が掛かることが多いです。
大和リビングの入居審査の場合は早くても3日~5日、遅いと一週間以上掛かってしまうことも珍しくありません。
大和リビングの入居審査については下記の記事にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にご覧ください。
入居審査を早く出すためには?
入居審査を早く出すためには大きく2つのポイントがあります。
- 入居申し込み書の不備や必要書類の不備の徹底
- こまめに仲介業者の担当者へ確認連絡する
それぞれ解説していきます。
①入居申し込み書の不備や必要書類の不備の徹底
入居申し込み書や必要書類に不備がある場合は、入居審査は全く進みません。
ですので、入居申し込み者としてまずは入居申し込み書や必要書類の不備が無いように徹底しましょう。
また、保証会社から本人と緊急連絡先(または連帯保証人)に電話確認が入る保証会社も多いです。
そのため、保証会社からの電話にしっかり出ることや、緊急連絡先の方にも保証会社から連絡が来ることを事前にしっかり伝えておくことが大切です。
②こまめに仲介業者の担当者へ確認連絡する
入居審査には多くの部署・人が絡んでいます。
ですので、どこかしらで連絡が途絶えて審査が遅れているケースは決して少なくありません。
この点を解決するには、こまめに仲介業者の担当者へ確認連絡をすることが大切です。
こまめに確認連絡をすることで、途絶えていた連絡が繋がってスムーズに審査結果の連絡が下りてくる可能性が高まります。
まとめ
今回は入居審査の結果が一週間以上出ないケースについて詳しく解説いたしました。
通常の入居審査に掛かる日数は2日~3日が一般的ですので、一週間以上結果が出ないケースは稀です。
しかし、審査の結果が遅い=入居審査に落ちやすいという訳ではありません。
一週間以上結果が出ない多くのケースは、オーナーと連絡が付かなかったり、どこかしらで連絡が途絶えてしまっている可能性が高いです。
- 入居申込書た必要書類の不備の徹底
- こまめに仲介業者に審査状況を確認する
上記2点を意識することで、入居審査の結果が早くなると言えるでしょう。
皆様のより良いお部屋探しを心よりお祈り申し上げます。