「これから彼氏と同棲で部屋を探すけど…
間取りはどれが一番いいんだろう?
1LDKがおすすめってよく聞くけど本当?
同棲の間取りは1LDKで問題ないか詳しく知りたい!」
このような疑問にお答えします。
筆者は賃貸営業歴5年の賃貸営業マンです。
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格も保有しています。
これから同棲でお部屋探しをされる方も多いと思いますが、どの間取りにするべきか悩まれている方も非常に多いのではないでしょうか?
間取りを決定するにあたっては、
- 家賃の予算
- お互いの荷物の量
- 広さが足りるか
など…さまざまな要因をしっかり考えなければいけないため、皆さんとても悩まれる部分となります。
筆者の結論を先にお伝えしますと、
カップルの同棲は1LDKがもっともおすすめ
となります。
もちろんカップルによっては1LDK以外の間取りがベストとなる方も多くいらっしゃると思いますが、平均的に見れば1LDKがおすすめとなるカップルさんが多く、実際に筆者のお客様でも1LDKの物件を選ばれるカップルの方が多いです。
今回の記事ではカップルの同棲には1LDKがおすすめな7つ理由を詳しく解説していきます。
また、
- 同棲の間取りアンケート
- 1LDKの間取りを選んだカップルの評判
- 1LDKのデメリット
上記の3つのポイントも詳しく解説していきますので、この記事をお読みいただくことで同棲カップルの間取りについてバッチリですよ!
カップルの同棲は1LDKがおすすめな7つの理由
カップルの同棲には1LDKがおすすめな7つの理由は下記のとおりです。
- 広々としたリビング空間を確保できる
- 広さを確保できる物件が多い
- 一緒にいる時間を長く保てる
- 築年数が新しい物件が多い
- 設備が充実した物件が多い
- 2LDKに比べて費用面を抑える事ができる
- さまざまなタイプの部屋を選べる
一つひとつ詳しく解説をしていきます。
広々としたリビング空間を確保できる
1LDKの最大のメリットと言ってもいいのが広々としたリビング空間を確保できること。
広々とした空間を確保することにより、大きめのソファーが置けたり、お好みの棚を置けたり大きめのテレビを置けたり…
自由度の高いレイアウトが可能となります。
また、LDKとなることにより女性に人気のカウンターキッチンとなっている物件が多いので、カウンターキッチンを希望されるカップルの方にもおすすめできます。
広さを確保できる物件が多い
1LDKの物件は一般的に上記のような、
LDK10帖以上・居室6帖前後
となる物件が多いです。
上記のような1LDKの物件であれば、よほど荷物が多くない限り、カップルの同棲で広さが足りなくなることは少ないでしょう。
また、1LDKの広さが足りるかどうかについては「収納」も重要なポイントとなります。
上記の物件はウォークインクローゼット(WIC)に加えてさらに小さな収納もありますので、カップルの同棲でも広さは十分足りる物件と言えます。
一緒にいる時間を長く保てる
1LDKは「一緒にくつろげるLDKの空間」と「一緒に寝る寝室」の2つの空間で生活をするので一緒にいる時間を長く保つことができます。
付き合って間もないカップルの方や、一人の時間よりも一緒にいる時間を大切にしたい方にも1LDKはおすすめです。
築年数が新しい物件が多い
1LDKは2000年前後くらいから非常に多く建築されるようになった間取りです。
そのため築年数が新しい物件が多く、築年数にこだわりを持ちたいカップルの方にもおすすめとなります。
設備が充実した物件が多い
築年数が新しい物件が多いので、設備が充実した物件が多いのも1LDKの特徴です。
TVモニターホン、オートロックなどのセキュリティ面をはじめ、ウォシュレット、カウンターキッチン、3口IHコンロ、独立洗面台、追い炊き機能…
設備面をこだわりたいカップルにも、1LDKの間取りはおすすめできます。
2LDKに比べて費用面を抑える事ができる
人気の間取りの一つである2LDKよりも居室が一部屋少なくなるので、家賃を抑えることができます。
家賃を抑えることは初期費用も抑えることにも繋がるので、新婚さんよりも資金面で余力が少ないことが多い同棲カップルには1LDKの方がおすすめです。
さまざまなタイプの部屋を選べる
1LDKの物件にはさまざまな部屋タイプの間取りがあり、バリエーションが豊富です。
たとえば下記のような「小さめの1LDK」や「大きい1LDK」のようなタイプです。
小さめな1LDKにすることにより、家賃が抑えられるので、特に若いカップルの方で「ひとまずお試しに同棲してみよう」という方にはおすすめの間取りです。
逆に大きい1LDKのタイプは、荷物が多いカップルの方や新婚さんにもおすすめできる1LDKタイプとなります。
また、上記のような「居室とLDKがくっついているタイプ」と「居室がLDKと離れたタイプ」でも部屋タイプが分かれてきます。
居室がLDKとくっついているタイプの1LDKはかなり広いワンルームとしても利用ができます。
上記の物件の例でいくと合計で20帖近い空間となるので、自由度の高いレイアウトが可能です。
反対に、居室が離れたタイプの1LDKはリビングと寝室をしっかり分けたい方におすすめの1LDKと言えます。
カップルの同棲に人気が高い1LDK
カップルの同棲に筆者がもっともおすすめする間取りは1LDKとなりますが、CHINTAIが行ったアンケート結果からも1LDKが人気であることが分かります。
【アンケート実施内容】
調査名:同棲に関するアンケート
調査方法:インターネット調査
調査時期:2019年8月
調査対象:同棲を経験したことのある男女(20~30代)
調査人数:446人(男223人/女223人)
1番人気がある間取りは2LDK(25.2%)となりますが、1LDKは大きな差がなく20.4%の支持率で2位となっています。
2LDKであれば広さが足りない不安が解消される大きなメリットがあるものの、費用面での負担が大きくなるデメリットがあるため、筆者としてはやはりカップルの同棲には1LDKをおすすめしたいですね。
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1LDKの間取りを選んだカップルの評判
実際に1LDKに入居されたカップルの意見が気になる方も多いでしょう。
ここではTwitterから多くの意見をまとめましたので、参考にご覧ください。
お金が貯まり次第彼氏と同棲するんだけど、2LDKにするか1LDKにするかずっと迷ってる。元彼とは2LDKで同棲してて確かに広くて快適だったんだけど、実際1部屋は余って物置になってたし掃除が面倒くさいんだよな〜〜
— つらみちゃん (@tsurameee__) January 19, 2021
同棲には1LDKがちょうどよさそう
— まちま (@machiii_ma) January 14, 2021
同棲するなら1LDKに棲め!
・会話が増える
・荷物が増えない
・喧嘩が起きない2LDK にするとパートナーとのコミュニケーションが格段に減ります。お互いの尊重すべき距離感が自然とわかる1LDKが同棲におススメです。#同棲#ミニマリストカップル#ミニマリスト
— OTA@ミニマリスト (@rs_lifeblog) December 22, 2019
@OxT_tl @mitsuXk え…??むしろベッド別々っていう選択肢がないよ…???ワンルームでイチャイチャもいいけど1LDKでキッチンに力入っててもいいなぁって😊
— あおみ🍡 (@ao_mi_ngo) February 16, 2016
2LDK以上の間取りはいらない。カップルなら1LDKで十分
— あほげ (@saEuOuLtsvZy4pG) January 8, 2021
1LDKが人気で同棲カップルが住みがちって話は最近そうらしいんだけどね、ほんと2DKにして一部屋ずつ使った方が良いよ、マジでそう思う(実体験)
— 庵 (@IORI_Amber) August 2, 2019
隣にいるこれから同棲し始めるカップルに言いたい。1LDKはやめなさい。ちゎっと古くても2DK以上を選ぶべきですよ•••1人時間が作れないなんて地獄ですよ•••しかも彼氏仕事辞めるなら余計部屋別がいいですよ•••
— 手島自動車@10億を求める金の亡者 (@T_G_ma) September 5, 2020
同棲の間取りってやっぱ2DK〜2LDKなのかな、、、
1LDKだとちょっとストレス溜まりそうなんだよな。。。— まっく (@macloverzzz) January 14, 2021
私だったら1LDKで同棲とか絶対嫌だな 自分の部屋欲しい入ってくるな
— ナズ (@asahi0asa) January 14, 2021
- 広さがちょうどいい
- 会話が増える
- 一緒にいる時間が増える
など…Twitterでも同棲の1LDKに対して良い意見が多かったです。
しかしながら、
- 一人の時間が作れない
- ストレスが溜まる
と言ったネガティブな意見も見られました。
このような点も踏まえて、下記では1LDKのデメリットをお伝えしていきます。
カップルの同棲で1LDKがデメリットとなる点
- プライベートな空間を保てない
- 喧嘩した時に気まずい
- 広さが足りない可能性がある
- 2DKや3DKの間取りと比べて家賃が高い
1LDKのデメリットも一つひとつ解説していきます。
プライベートな空間を保てない
Twitterでも指摘されていたとおり、1LDKでは一人の時間(プライベート空間)が作りづらい点がデメリットとなります。
「パートナーと一緒にいる時間も大切だけど、一人でいる時間もしっかり持ちたい」
上記のようにお考えの方は2DK以上の2部屋あるタイプが良いでしょう。
ケンカした時に気まずい
また、一緒にいる時間が長ければ、それだけケンカをしてしまう時もあるでしょう。
そんな時も1LDKだと居室が一つしかないため、逃げ場が作れず気まずい時間を耐えなければいけないデメリットも発生します。
広さが足りない可能性がある
お互い初めての同棲の場合は、実際にどのくらいの広さが必要であるかが分かりづらく、
「1LDKでは狭かった…」
なんてことも考えられます。
特に1LDKは単身者向けのコンパクトな1LDKもありますので注意が必要です。
また、広さに関しては収納の数・大きさにも注意するようにしましょう。
どうしても広さが足りない同棲カップルは、2LDKの間取りの物件も検討したほうが良いです。
関連記事>>【同棲カップルの間取り】2LDKはどう?家賃の高さに要注意!
2DKや3DKの間取りと比べて家賃が高い
「1LDKよりも2DKや3DKの方が家賃が高いんじゃないの?」
上記のようにお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、実際には1LDKの方が家賃が高い物件が多いです。
2DKや3DKといったDKタイプ(ダイニングキッチンタイプ)は2000年以前に建てられた物件が多く、対する1LDKは2000年以降に建てられた物件が多いため、
2DK・3DK | 築年数が古い物件が多く、家賃が安い物件が多い |
1LDK | 築年数が新しい物件が多く、家賃が高い物件が多い |
となります。
ですので、費用面を重視してお探しされる方にとっては1LDKはやや不向きと言えます。
費用面を重視される同棲カップルには2DKの間取りがもっともおすすめとなりますので、よろしければ下記の記事も参考にご覧ください。
費用重視の同棲カップルの間取りは2DKがおすすめ!【1LDKより家賃安い】
まとめ
今回は同棲カップルにおすすめな1LDKの間取りについて詳しく解説をいたしました。
1LDKの物件には、
- 広々としたリビング空間を確保できる
- 広さを確保できる物件が多い
- 一緒にいる時間を長く保てる
- 築年数が新しい物件が多い
- 設備が充実した物件が多い
- 2LDKに比べて費用面を抑える事ができる
- さまざまなタイプの部屋を選べる
上記7つのおすすめポイントがある反面、
- プライベートな空間を保てない
- 喧嘩した時に気まずい
- 広さが足りない可能性がある
- 2DKや3DKの間取りと比べて家賃が高い
上記のようなデメリットも存在します。
1LDKの良い点悪い点をしっかり考慮しながら、パートナーと話し合ってぴったりな間取りをお決め頂けましたら幸いです。
また、1LDKだけではなく、全ての間取りをまとめた詳細記事もございますので、下記の記事もぜひ参考にご覧ください。