【新婚夫婦34.5%が選ぶ間取りとは?】賃貸プロがおすすめ間取りを徹底解説!

【新婚夫婦34.5%が選ぶ間取りとは?】賃貸プロがおすすめ間取りを徹底解説!

「これから部屋を探す予定だけど…

新婚の場合、間取りはどれが一番いいんだろう?

新婚におすすめな間取りが知りたい!」

このような疑問にお答えします。

筆者は賃貸営業歴5年の賃貸営業マンです。

宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格も保有しています。

筆者はこれまで1000件以上の成約を頂き、新婚夫婦の方のお部屋探しも数多くお手伝いさせていただきました。

これから新婚夫婦の方でお部屋探しをされる方も非常に多いと思いますが、間取りで悩む新婚さんは多いです。

  • 1LDK、2DKでは狭いかも…
  • 2LDKは少し高いな…
  • 3DK、3LDKだと広すぎる?

など…間取りに関して多くの疑問や不安をお持ちの方も多いでしょう。

そこで今回は新婚夫婦の間取りについて詳しく解説をしていきます。

新婚夫婦に人気の間取りを新生活準備調査2016リクルートブライダル総研調べを参考にご紹介していきながら、各間取りにおすすめな新婚夫婦もお伝えしていきます。

ぜひ最後までご覧いただけましたら幸いです。

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新婚夫婦の34.5%が選ぶ間取りは2LDK

まずは新生活準備調査2016リクルートブライダル総研調べによる新婚夫婦に人気な間取りをお伝えいたします。

1DK 5.5%
1LDK 22.2%
2K 1.3%
2DK 11.9%
2LDK 34.5%
3K 1.3%
3DK 5.2%
3LDK 12.0%
4K以上 4.5%
その他・無回答 1.6%

参考:新生活準備調査2016リクルートブライダル総研調べ

新婚夫婦に人気の間取り円グラフ
参考:新生活準備調査2016リクルートブライダル総研調べ

新婚夫婦に最も人気のある間取りは2LDKとなります。

支持率は34.5%実に3組に1組が2LDKを選択していることになりますね。

続いて人気が高いのは1LDK、3LDKとなり、

広い空間が作れるLDK(リビングダイニングキッチン)が新婚夫婦に人気という事が分かります。

2LDK、1LDK、3LDKの合計支持率は68.7%

約7割の新婚夫婦がLDKタイプの間取りを選択していることになりますね。

下記からはそれぞれの間取りについてさらに詳しく解説をしていきます。

人気No.1の間取り2LDK(支持率34.5%)

2LDKの間取り

2LDKの間取りと言っても物件によって大きさはそれぞれ異なっていきますが、上記のようなLDK12帖、居室2部屋が6帖前後の2LDKの物件が一般的な広さです。

広々とした空間のLDKに寝室と書斎。

新婚夫婦によっては2部屋をそれぞれの個室として利用する方もいらっしゃるでしょう。

さらに子供ができた際を考えても一番理想的な間取りと言え、新婚夫婦の中では一番人気が高い間取りとなっています。

また、2LDKの間取りは1LDKとともに2000年以降から中心的に建築され、近年でも非常に建築数が多い間取りのため、全体的に築年数が浅い物件が多いです。

しかし、築年数が浅い故に、家賃や初期費用が高いといった費用面のデメリットがあります。

また、新婚夫婦によっては「2LDKでは広すぎる…」といったケースもあります。

上記のデメリットはしっかり把握しておくべきと言えるでしょう。

2LDKの間取りがおすすめな新婚夫婦

  • リビング空間を広く確保したい方
  • カウンターキッチンが良い方
  • 築年数が新しい物件が良い方
  • 荷物が多い方
  • 子供が生まれる予定がある方

リビング空間を広く確保したい方や、カウンターキッチンが良い方築年数が新しい物件が良い方は2LDKの間取りはおすすめです。

さらに荷物が多い新婚夫婦の方でも2LDKの広さがあれば問題ないでしょう。

また、ゆくゆく子供が生まれる予定がある新婚夫婦の場合は、1LDKではかなり手狭になってしまうので、2LDKの間取りがおすすめです。

ただ、費用面でのデメリットが大きいので、ご予算とのバランスが大きなポイントと言えます。

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人気No.2の間取り1LDK(支持率22.2%)

1LDKの間取り

一般的な1LDKは、LDKが10帖~12帖で一部屋の居室が6帖前後の上記のような広さとなります。

しかし、1LDKには単身者向け用の1LDKも少なくありません。

たとえば下記のような大きさの1LDKの物件です。

1LDK小さめの間取り

LDK9.9帖に居室が4帖では、新婚夫婦の2人が住むにはかなり手狭になってしまうかなと思います。

反対にかなり広さが取れる1LDKもございます。

1LDK大きめの間取り

ここまで広ければ1LDKでも広さが足りないという事はあまりないかと思いますが、

「エアコンが利きづらくなる」

「掃除が大変になる」

といった、広すぎるが故に生じるデメリットもあります。

1LDKの間取りはバリエーションが豊富なので、理想の大きさの1LDKの物件を選択していきましょう。

1LDKの間取りがおすすめな新婚夫婦

  • リビング空間を広く確保したい方
  • カウンターキッチンが良い方
  • 築年数が新しい物件が良い方
  • 費用を少し抑えたい方
  • パートナーとの時間を大切にしたい方
  • 荷物がそこまで多くない方

1LDKは2LDKと同じく広々としたリビング空間を確保できたり、カウンターキッチンの物件が多い点もメリットです。

さらに築年数が浅い物件が多いことや、2LDKに比べて1部屋少ないため、その分少し費用を抑えることができる点も大きなメリットと言えます。

また、一部屋少ないことでパートナーと一緒にいる時間が多くなりますので、パートナーとの時間を大切にしたい方にも1LDKはおすすめです。

1LDKのデメリット

  • 広さが足りない恐れがある
  • 費用面をそこまで抑えられない

1LDKの最大のデメリットは広さが足りない恐れがあるということ。

この点に関しては、それぞれの新婚夫婦によって大きく異なりますし、1LDKの間取りはバリエーションが豊富ですので、新婚夫婦でも広さが足りる1LDKもあれば、単身者向け1LDK物件もあります。

LDK10帖以上・居室6帖以上・40㎡以上

筆者の新婚夫婦のお客様は上記のような広さの1LDKを選択している方が多いです。

イメージとしては一番最初にご紹介した、

1LDKの間取り

上記のような1LDKの間取りであれば、広さが足りないケースは少なくなるのではないかと思います(上記の物件では収納が大きい点も良いですね)

人気No.3の間取り3LDK(支持率12.0%)

3LDKの間取り

広々としたリビングダイニングキッチンに個室が3部屋あるのが3LDKとなります。

筆者の想像以上に支持率があり、少し驚きがありますが、新婚夫婦でも広さを求めたい方にはおすすめの間取りと言えるでしょう。

3LDKの間取りがおすすめな新婚夫婦

  • 部屋数を多く確保したい方
  • リビング空間を広く確保したい方
  • カウンターキッチンが良い方
  • 荷物が多い方
  • 子供がいる・これから生まれる方

仕事部屋・子供部屋・寝室など…

3部屋を確保したい方には3LDKの間取りはおすすめになります。

荷物が多く、子供がいる・これから生まれる新婚夫婦の方の場合は2LDKでも広さが足りないケースもございますので、3LDKの物件も検討したほうが良いと言えるでしょう。

3LDKのデメリット

  • 費用が高い
  • 物件数が少ない
  • 広すぎる恐れもある

3LDKは居室が多くなるので、費用が高くなります

また、賃貸アパート・マンションでは建築されづらい間取りとなりますので、戸建てタイプや分譲マンションタイプが主流となり、物件数が少ないこともデメリットです。

また、広すぎるが故に、

「3LDKも必要なかった…」

なんてことにも繋がりかねません。

3LDKはデメリット部分も大きくなりますので、本当に3LDKの広さが必要であるかはしっかり検討するべきと言えます。

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人気No.4の間取り2DK(支持率11.9%)

2DKの間取り

2DKは2つの居室にダイニングキッチン(DK)が備わっているタイプのお部屋です。

ちなみに2部屋ある物件の場合、ダイニングキッチンが10帖以上となると2LDKとなります。

2DKの物件の場合、ダイニングキッチンをリビングスペースとして使用することが難しいので、2つの居室を寝室とリビングに分けて使用する形が一般的です。

2つの居室を使える点は利点ですが、それぞれ6帖の広さの物件が大半ですので、一部屋の広さに難が出る可能性があります。

また、築年数が20年以上となるケースがほとんどですので、1部屋が和室となる物件も多くなります。

2DKの間取りがおすすめな新婚夫婦

  • 費用面を一番に重視される方
  • 居室が2つ欲しい方
  • 生活リズムが異なる方
  • 和室が良い方
  • こじんまりとしたお部屋が好きな方

2DKの物件は2000年以降、建築されることが少なくなった(代わりに1LDKの建築が多くなった)事によって、1LDKや2LDKと比べて築年数が古い物件が多いです。

そのため、月額の家賃や初期費用を抑えられる物件が多く、物件の質を求めるよりも費用面を重視して物件を探したい方にはおすすめしたい間取りとなります。

また、1LDKにはない「居室2部屋取れる」という点も大きなポイントです。

居室が2つあることで、生活リズムが異なる新婚さんでもそれぞれの居室をうまく利用して対処できます。

2DKは築年数が古い物件が多いので1部屋が和室なる物件も多いですが、反対に和室が良いという方にとっては2DKの間取りでお探しされることはプラスとなるでしょう。

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人気No.5の間取り1DK(支持率5.5%)

1DKの間取り2

1DKの間取りは1LDKのリビング空間が無くなった間取りのため、新婚夫婦の場合だと広さが足りないケースが多くなるでしょう

ですので、筆者としてはあまりおすすめできない間取りとなりますが、

1DKの間取り

1DKの物件でも、まれに居室部分がかなり広い物件もあり、上記のような物件であれば新婚夫婦の方でも広さが足りる1DKとなりますね。

1DKの間取りがおすすめな新婚夫婦

  • 費用面を重視したい方
  • 広さがなくても問題ない方

1DKをおすすめする新婚夫婦を強いてあげるとするならば、費用面を重視し、広さがなくても問題ない方となります。

1DKは広さを確保できない分、他の間取りと比べて低家賃となることが多いので、費用面を抑えたい方にはおすすめです。

また、

「共働きで昼間は不在。夜も帰って寝るだけ。休日は外出して過ごす」

上記のようなほとんど部屋にいないライフスタイルの新婚夫婦の方であれば、1DKの物件も選択肢の一つとなるでしょう。

人気No.6の間取り3DK(5.2%)

3DKの間取り

3DKは6帖前後の居室が3部屋と、6帖前後のDKがあるお部屋です。

2LDKよりも3DKの方が広いような感じもしますが、一つの居室とDKが合わさったものが2LDKとなるので、2LDKと3DKの広さはそこまで変わらない形となります。

広い空間を保てるLDKが欲しいか、3つ居室が欲しいかの違いです。

新婚夫婦の方にはやはり2LDKの方が人気が高いですね。

3DKの間取りがおすすめな新婚夫婦

  • 家賃や初期費用を抑えたい方
  • 和室が良い方
  • 荷物が多い方
  • 子供が生まれる予定がある方
  • 居室3部屋欲しい方

3DKも2DKと同じく、近年は新築で建てられるケースは稀ですので、基本的には築20年以上の建物となる事が多いです。

そのため、築年数が浅い傾向のある1LDKや2LDKよりも家賃や初期費用を抑えることができる点は大きなメリットとなります。

荷物が多い新婚夫婦の方や、子供が生まれる予定がある方のような居室が3部屋欲しい方にはおすすめの間取りです。

また、趣味部屋を持ちたいと考えている新婚夫婦在宅ワークの新婚夫婦の方にとっても、3部屋あるというメリットは大きいでしょう。

さらに3DKの場合は一部屋がほとんどの物件で和室のお部屋となるので、和室を好まれる方にもおすすめできます。

3DKのデメリット

  • 築年数が古い物件が多い
  • 一部屋和室となる物件が多い
  • 一部屋余る・部屋が広すぎる恐れがある

3DKの物件は築年数が古いが多いので、築年数が浅いキレイな物件を希望されている方には向かない間取りです。

また、3部屋のうち1部屋は和室となる物件が多いので、和室の部屋は避けたい方にも不向きとなります。

さらに、結果的に広すぎてしまう恐れがある点にも注意が必要と言えます。

新婚夫婦におすすめの間取り 比較表

ここまで新婚夫婦に人気な間取りNo.1~No.6までお伝えいたしました。

下記からは、

  • 広さ(㎡数)
  • 築年数
  • 費用面

上記3つの項目を一つひとつ表を用いて解説していきます。

広さ(㎡数)

1DK 30㎡~40㎡
1LDK 40㎡~50㎡
2DK 40㎡~50㎡
2LDK 50㎡~70㎡
3DK 50㎡~70㎡
3LDK 70㎡以上

物件により当然異なっていきますが、1LDKと2DKは同じくらいの広さとなる事が多く、2LDKと3DKが同じくらいの広さとなる事が多いです。

荷物が多い新婚夫婦の方や子供が生まれる予定がある新婚夫婦の方は、2LDK以上の間取りが理想でしょう。

反対に荷物がそこまで多くない方や、しばらく子供の予定がない方は、1LDKや2DKの広さでも問題ないケースが多いです。

また、1DKの間取りの場合、新婚夫婦の方では手狭になってしまう可能性が高いため、基本的におすすめできません。

築年数

1DK 古い物件から新しい物件まで
1LDK 新しい物件が多い
2DK 古い物件が多い
2LDK 新しい物件が多い
3DK 古い物件が多い
3LDK 古い物件から新しい物件まで

2000年以降に建てられたアパートやマンションは2DKではなく1LDK3DKではなく2LDKが建築される傾向となっています。

その理由として広い空間を確保できるLDKの物件が人気だからです。

そのため1LDKや2LDKは築年数が新しい物件が多く、2DKや3DKの物件は築年数が古い物件が多くなります。

費用面

1DK 安い
1LDK 高め
2DK 安い
2LDK 高い
3DK 安め
3LDK かなり高い

人気が高く、築年数も新しい物件が多いLDKタイプは費用面が高めです。

費用面をもっとも抑えられるのは、広さが取れない1DKと築年数が古い2DK

広さが取れる3DKの方が1LDKや2LDKよりも高いイメージをお持ちの方も多いと思いますが、築年数の関係で1LDKや2LDKの方が費用面は高くなります

そのため、家賃や初期費用などの費用面を一番重視される新婚夫婦の方には2DKや3DKがおすすめになります。

また、家賃や初期費用については下記の記事もぜひ参考にご覧ください。

新婚で家賃10万円は高い?賃貸プロが平均相場を徹底解説!

同棲の初期費用は全額いくら?安く抑える方法や家賃5万円のケースを賃貸営業マンが徹底解説!

まとめ

新婚夫婦におすすめの間取りまとめ
今回は新婚夫婦の間取りについて詳しく解説をいたしました。

新婚夫婦におすすめの間取りと言っても、

  • 費用面を重視
  • 賃貸物件の質を重視
  • ライフスタイル
  • 荷物の量
  • 子供の有無

など…さまざまな要因によってそれぞれの新婚夫婦の方でおすすめの間取りは異なっていきます。

条件 おすすめ間取り
費用面を重視 2DK・3DK
賃貸物件の質を重視 1LDK・2LDK・3LDK
荷物の量が少ない 2DK・1LDK
荷物の量が多い 2LDK以上
子供の予定がない 2DK・1LDK
子供がいる・生まれる 2LDK以上
荷物が少なくほとんど部屋にいない 1DKもあり

ぜひ当記事を参考にしていただき、あなたに合う間取りをお決め頂けましたら幸いです。

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