「これから彼氏と同棲で部屋を探すけど…
できる限り費用は抑えたい!
間取りはどれが一番いいんだろう?
同棲の間取りについて詳しく知りたい!」
このような疑問にお答えします。
筆者は賃貸営業歴5年の賃貸営業マンです。
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格も保有しています。
これから同棲でお部屋探しをされる方も多いと思いますが、どの間取りにするべきか悩まれている方も非常に多いのではないでしょうか?
間取りを決定するにあたっては、
- 家賃の予算
- お互いの荷物の量
- 広さが足りるか
など…さまざまな要因をしっかり考えなければいけないため、皆さんとても悩まれる部分となります。
しかしその中でも、特に費用面(家賃や初期費用)を重視される同棲カップルには2DKの間取りがもっともおすすめです。
今回の記事では、2DKの間取りが1LDKよりも家賃が安い理由を中心に、2DKのおすすめポイントを詳しく解説していきます。
また、
- 同棲の間取りアンケート
- 2DKの間取りを選んだカップルの評判
- 2DKのメリットデメリット
上記3つのポイントも詳しく解説していきますので、この記事をお読みいただくことで同棲カップルの2DKの間取りについてしっかり理解することができますよ!
2DKの間取りは1LDKよりも家賃が安い
タイトルからお伝えしているとおり、2DKの間取りは1LDKよりも家賃が安いです。
2DKの間取りが1LDKよりも家賃が安い理由は下記のとおりとなります。
- 築年数が古い物件が多い
- ㎡数も大きく変わらない
- 1LDK間取りの方が人気
それぞれ詳しく解説していきます。
築年数が古い物件が多い
2DKの物件は2000年以前に建てられた物件が多く、全体的に築年数が古いです。
反対に1LDKは2000以降に建てられた物件が多く、築年数が新しい物件が多い傾向にあります。
そのため、築年数が古い2DKの方が1LDKの物件よりも家賃が安い物件が多くなります。
㎡数も大きく変わらない
部屋数が多い2DKの方が広さ(㎡数)も大きいイメージがありますが、実際には1LDKと大きく変わらない物件が多いです。
上記はよくある2DKの間取りとなりますが、赤まるで囲った仕切りを取り外してしまえば12.6帖のLDKとなり、1LDKの間取りへ生まれ変わることになります。
ですので、2DKと1LDKの大きさはどちらもさほど変わらないケースが多いです。
近年ではLDK(リビングダイニングキッチン)の間取りが人気となっていますので、上記のように2DKの物件を1LDKにリノベーションする物件も近年はよく見られますね。
LDK間取りの方が人気
上記でもお伝え致しましたように、DK(ダイニングキッチン)タイプよりも、広々とした空間が確保できるLDK(リビングダイニングキッチン)の間取りが人気です。
この点からも、2DKより1LDKの方が家賃が高い物件が多くなります。
各間取りの家賃相場
ここでは参考に新宿駅と池袋駅の各間取りの家賃相場をお伝えします。
出典:CHINTAI
出典:CHINTAI
新宿駅では2DKの方が1LDKよりも32,500円家賃が安く、池袋駅でも15,000円家賃が安くなっています。
もちろん家賃相場はエリアによって大きく異なりますが、2DKの方が1LDKよりも1万円~3万円ほど家賃が安くなるとお考えいただくと良いでしょう。
築年数が古く家賃が安くなれば初期費用も安くなる
さらに2DKは1LDKよりも初期費用が安くなりやすいです。
初期費用の中でもっとも不必要な礼金は、築年数が新しく人気の物件に付きやすくなります。
築年数が全体的に古い2DKの物件には礼金が付いている物件が少ないため、礼金の分1LDKよりも初期費用が安くなりやすいです。
また、賃貸契約の初期費用は1ヶ月分の賃料を基準として、
- 敷金
- 礼金
- 仲介手数料
- 家賃保証会社費用
上記の費用が設定されるため、基準となる賃料が低くなる2DKは初期費用が安いことにも繋がっていきます。
さらに、あまり人気がなく空室期間が長い物件であれば、家賃や初期費用の値下げ交渉も通りやすくなる点もメリットになりますね。
関連記事>>同棲の初期費用は全額いくら?安く抑える方法や家賃5万円のケースを賃貸営業マンが徹底解説!
アンケート結果でも2DKの間取りは人気
費用面を抑えたい同棲カップルにおすすめの2DKとなりますが、CHINTAIが行ったアンケート結果からも2DKが人気であることが分かります。
【アンケート実施内容】
調査名:同棲に関するアンケート
調査方法:インターネット調査
調査時期:2019年8月
調査対象:同棲を経験したことのある男女(20~30代)
調査人数:446人(男223人/女223人)
1番人気がある間取りは2LDK(25.2%)、次いで1LDK(20.4%)、2DKの人気は3位14.1%となっています。
人気の面では2LDKや1LDKに劣るものの、2LDKや1LDKは費用面での負担が大きくなるデメリットがありますので、費用面を重視してお探しの同棲カップルにはやはり2DKがもっともおすすめの間取りとなります。
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2DKの間取りを選んだ同棲カップルの評判
実際に2DKに入居されたカップルの意見が気になる方も多いでしょう。
ここではTwitterから多くの意見をまとめましたので、参考にご覧ください。
今後同棲するカップルはルームシェア的な個室が別れてる2DKとかで同棲するのをおすすめする。絶対お互い一人になれる空間がないとメンタルがやられる。
— ゆーめう (@0beh_yu_9000) December 16, 2019
恋人と同棲して約2年ですが、絶対2DK以上をおすすめします~!!
— ねすぎる (@nesugil) May 9, 2019
実際1Rは家賃安いしいつでも一緒にいられるからいいよね♡なんて言ってたら半年〜一年で大喧嘩して同棲解消した話何件か聞いたし、バツイチの知り合いもいくら広い部屋だろうが1LDKはダメ、円満な結婚生活送りたいなら2DK以上の物件に住めと言ってた わかるよ
— まや🌸🌻🐰 (@milk_center102) October 15, 2019
隣にいるこれから同棲し始めるカップルに言いたい。1LDKはやめなさい。ちゎっと古くても2DK以上を選ぶべきですよ•••1人時間が作れないなんて地獄ですよ•••しかも彼氏仕事辞めるなら余計部屋別がいいですよ•••
— 手島自動車@10億を求める金の亡者 (@T_G_ma) September 5, 2020
同棲の間取りってやっぱ2DK〜2LDKなのかな、、、
1LDKだとちょっとストレス溜まりそうなんだよな。。。— まっく (@macloverzzz) January 14, 2021
彼氏のこと大好きだけど、1人なった時の部屋の静かさホッとする。
絶対に同棲とかするなら2DKだな
— たぬ (@tanuki1014) January 17, 2021
同棲考えて2DKとか見てると、ちょうどいい価格帯だと築年数が20年とかざらで片方和室がめっちゃ多い。古い家で畳ってちょっと嫌やな…張り替えてるんやろうか。
— タクタン (@takutan23) September 7, 2017
Twitterの意見では良い意見が非常に多かったですね。
ネガティブな意見はほとんど見られませんでした。
上記のTwitterの意見も含めて2DKのメリットデメリットを解説していきます。
同棲カップル2DK間取りのメリット
- 費用を抑えられる
- カップルにちょうどよい広さ
- プライベートな空間を作れる
- ケンカしても逃げ場がある
- 和室がある物件が多い
上記の2DKのメリットを一つひとつ解説していきます。
費用を抑えられる
2DKの最大のメリットはやはりその他の間取りと比べて費用を安く抑えられる点です。
1LDKの物件と比べて1万円~3万円前後家賃が安く、さらに初期費用も安くなります。
しっかり貯蓄したいカップルや、ゆくゆくの結婚に向けてしっかり資金を貯めたいカップルは2DKの間取りがおすすめです。
カップルにちょうどよい広さ
広すぎず狭すぎず、2DKはカップルにちょうどよい広さとなる物件が多いです。
もちろんそれぞれのカップルによって荷物の量なども異なるとは思いますが、一般的な荷物の量のカップルなら2DKや1LDKの広さはちょうどよいと言えます。
プライベートな空間を作れる
Twitterでも多く指摘されていた部分ですが、2DKであれば2部屋をそれぞれの個室として利用することも可能となります。
しっかりとプライベートな時間も確保したいカップルにも2DKの間取りはおすすめです。
ケンカしても逃げ場がある
また、ケンカした際にも2DKのように2部屋あれば逃げ場を確保することができます。
たとえば1LDKのようにリビングと居室しかない間取りだと、ケンカした際に逃げ場がなく気まずいといった意見もTwitterでは多く見られます。
和室がある物件が多い
フローリングと和室だとフローリングを希望される方が多いですが、中には和室を希望される方もいらっしゃるでしょう。
1LDKや2LDKで和室の物件を探すとなると非常に選択肢が狭まりますが、2DKであれば和室がある物件も非常に多いです。
一部屋和室を希望される方にも2DKはおすすめとなります。
同棲カップル2DK間取りのデメリット
- 築年数が古い物件が多い
- 設備面も古い物件が多い
- レイアウトの自由度が低い
- 広さが足りない可能性がある
- 和室がある物件が多い
2DKのデメリットもそれぞれ解説してきます。
築年数が古い物件が多い
費用面の安さと引き換えに、2DKは築年数が古い物件が多いです。
「築年数は絶対に10年以内がいい…」
と言った築年数に強いこだわりがあるカップルには不向きの間取りとなります。
築年数が新しい物件が良いカップルには1LDKがもっともおすすめな間取りとなりますので、よろしければ下記の記事も参考にご覧ください。
カップルの同棲は1LDKがおすすめな7つの理由【賃貸営業マンが徹底解説!】
設備面も古い物件が多い
築年数が古ければ、設備面も古い物件が多いです。
TVモニターホン、オートロック、ウォシュレット、追い炊き機能など…
皆さんそれぞれ希望される設備があるとは思いますが、2DKの物件だと希望される設備が付いていない事も多くなってきます。
レイアウトの自由度が低い
2DKの間取りは1LDKや2LDKのように広い空間を確保することが出来ないため、レイアウトの自由度が低いというデメリットがあります。
大きな家具を置きたい方や、レイアウトにこだわりたい方にも不向きの間取りと言えるでしょう。
広さが足りない可能性がある
2DKの広さがあれば、同棲カップルで広さが足りないケースは少ないと言えますが、カップルによっては2DKでも広さが足りない可能性もございます。
「2DKでは広さが足りない!もっと広い間取りがいい!」
とお考えの同棲カップルには2LDKの間取りをおすすめします。
【同棲カップルの間取り】2LDKはどう?家賃の高さに要注意!
和室がある物件が多い
どちらかと言えば和室よりもフローリングが好まれる近年。
2DKは和室ある物件が多いので、
「和室がある物件は避けたい…」
と言った希望をお持ちのカップルさんだと、2DKの物件は選択肢がかなり狭まってしまうでしょう。
まとめ
今回は同棲カップルの2DKの間取りについて詳しく解説をいたしました。
2DKは家賃や初期費用を抑えやすい物件が多い間取りですので、費用面を重視される同棲カップルには特におすすめな間取りとなります。
また、広さも同棲カップルにはちょうどよい広さです。
ただし、その分築年数が古く和室がある物件が多い点には注意が必要と言えます。
2DKの良い点悪い点をしっかり考慮しながら、パートナーと話し合ってぴったりな間取りをお決め頂けましたら幸いです。
また、2DKだけではなく、全ての間取りをまとめた詳細記事もございますので、下記の記事もぜひ参考にご覧ください。