「これからナップの審査を受けるけど…
ナップの審査って厳しいのかな?
ナップの審査について詳しく知りたい!」
このような疑問にお答えします。
筆者は賃貸営業歴5年の賃貸営業マンです。
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格も保有しています。
ナップは2001年創業の賃貸保証会社です。
本社は東京ですが、
名古屋・大阪・神戸・広島・福岡 ・久留米・熊本・宮崎・鹿児島
関西エリア、九州地方に多く営業拠点を置いています。
筆者は関東エリアの不動産会社に勤めていますが、近隣の不動産会社でナップの賃貸保証を利用している不動産会社もあり、過去に2回(学生と社会人の方)ナップの賃貸保証を利用して契約をしたことがあります。
そこで今回は保証会社ナップの審査について詳しく解説をしていきます。
ナップの入居審査で「知っておきたい6つのこと」として、
- 審査はゆるい?厳しい?
- 審査に落ちてしまう場合
- 連帯保証人・緊急連絡先
- 入居仮審査が可能
- 保証料
- 審査日数
上記6つの点について詳しく解説をしていきます。
この記事をお読みいただければナップの入居審査についてバッチリです!
保証会社ナップの審査はゆるい?厳しい?
ナップの審査基準について、まずは結論を申し上げますと、
ナップの審査はゆるい
となります。
ナップの審査がゆるい理由は大きく3つあります。
- 個人信用情報を確認できない
- 家賃保証協会・機構に加盟していない
- 審査の受け入れが広い
それぞれ詳しく解説をしていきます。
個人信用情報を確認できない
ナップは信販系の保証会社ではないので、クレジットカードや携帯代の滞納歴などの個人信用情報を確認することができません。
ですので、過去にクレジットカードや携帯代の滞納歴がある方や、自己破産をされている方でも審査に全く影響がなく入居審査に通過することができます。
関連記事>>クレジットカードや携帯代の滞納歴があると入居審査に落ちる?【賃貸営業マンが徹底解説!】
家賃保証協会・機構に加盟していない
家賃保証会社には全国賃貸保証業協会(LICC)や賃貸保証機構(LGO)に加盟している保証会社が多く、それぞれの加盟会社同士で情報を共有しています。
しかし、ナップはLICCにもLGOにも加盟をしていません。
そのため過去に他の保証会社で家賃を滞納してしまっていたり、トラブルを起こしていたとしてもナップの審査に全く影響がありません。
このようにナップは独自の審査基準で審査を行っているため、他の保証会社よりも入居審査が甘いのです。
審査の受け入れが広い
さらに、ナップの審査がゆるい理由として、
「審査の受け入れが広い」
という点も挙げられます。
一般的に審査が厳しいとされる「無職・生活保護・高齢者・外国籍」の方々でも入居審査を受けることが可能です。
保証会社ナップの審査に落ちてしまう場合
審査がゆるめであるナップの審査ですが、100%審査に通過できるわけではありません。
ナップの審査に落ちてしまう場合をまとめました。
審査に落ちてしまう場合
- 過去にナップで滞納をしたことがある
- 収入に適していない家賃を選択
- 言葉づかいや態度、身なりが悪い
- 犯罪歴・前科がある
ひとつひとつ解説をしていきます。
過去に保証会社ナップで家賃を滞納したことがある
過去に保証会社ナップで家賃滞納やトラブルを起こしたことがある方は、ナップの審査に落ちてしまう可能性が高いです。
過去にナップの賃貸保証を利用して滞納してしまっている方は、別の保証会社を利用する物件に変更するしかないでしょう。
収入に適していない家賃を選択
過去に保証会社ナップで家賃を滞納したりしていなくても、収入に適していない家賃を選択すると審査に落ちてしまうこともあります。
基本的には月収の1/3までの家賃を設定すれば入居審査には問題ありません。
収入に適していない家賃に関しましては下記の記事にて詳しく解説をしています。
よろしければ参考にご覧ください。
【入居審査】必要な年収手取りはいくら?嘘の年収を書いても大丈夫?
言葉づかいや態度、身なりが悪い
直接、ナップの審査と関係をしている訳ではありませんが、不動産会社に対しての言葉づかいや態度、身なりが悪い人は「入居後のトラブルを起こす人物」と判断されて入居審査に落ちてしまう可能性があります。
不動産会社に来店する時には言葉づかいや態度、身なりにはできる限り気を付けましょう。
犯罪歴・前科がある
過去に犯罪歴や前科がある方は入居審査に通過することができません。
保証会社ナップの審査に限らず、多くの保証会社で審査に通過することが難しいでしょう。
ナップの審査では連帯保証人や緊急連絡先は必要?
ナップの審査では原則連帯保証人は必要ありません。
しかし、審査の内容によっては連帯保証人が必要となるケースもございます。
特に上記でもお伝えしたように、無職の方の場合などは連帯保証人が必要となるケースが多くなるでしょう。
また、連帯保証人は原則不要でも、緊急連絡先は必ず必要になります。
緊急連絡先は基本的に親族の方でお願いされるケースがほとんどです。
事前に緊急連絡先になってもらう親族の方に声を掛けておくと審査はスムーズに進みます。
ちなみに、連帯保証人は家賃滞納時などの保証人となりますが、緊急連絡先は家賃などの保証義務はありません。
緊急連絡先はあくまでも万が一の時の連絡先となるだけですので、気軽にお願いして大丈夫です。
関連記事>>賃貸契約の緊急連絡先について知っておくべき4つのポイント!
関連記事>>賃貸契約の連帯保証人って?緊急連絡先や保証会社との違いは?
保証会社ナップは入居仮審査が可能
ナップの審査に不安を抱いている方に朗報です。
保証会社ナップは公式サイトにて「WEB入居仮審査」が可能です。
仮審査ができることにより、実際に不動産会社へ来店して本審査を受ける前に審査の結果を知ることができます。
WEB入居仮審査に入力する内容は、
- 生年月日
- 就業形態
- 勤続年数
- 国籍
- 年収
- 予定家賃
- 住みたいエリア
- 家賃帯
- 物件種別
- 築年数
全部で10項目ありますが、入力自体は1分2分で完了できます。
もちろん利用は無料ですので、実際にナップの審査を受けない方でも試しに入居仮審査をしてみるのも良いと思います。
さらに、
ナップWEB仮審査でお申込いただき賃貸借本契約された方にはもれなく、1,000円クオカードを進呈いたします!
引用:ナップ公式サイト
ナップのWEB仮審査を受けてから本契約となれば1,000円のクオカードがもらえます!
下記リンクよりナップのWEB入居仮審査ページへ飛べますので、ご確認してみてください。
保証会社ナップの保証料
保証会社ナップにはさまざまな保証契約プランがあり、保証プランによって保証料が異なります。
安心プラン
夜逃げ・孤独死(遺体処置)・残置物撤去・空室補償に対応した新しい形。
手厚い保証!ご年齢による課金無し!
スタンダードプラン
孤独死・無断退去発生時に原状回復まで対応可能。
預託保証料は「一括型」と「更新型(年払)」が選べます。
アシストプラン
連帯保証人なしの生活保護受給の方などへおすすめ保証内容も充実。
孤独死の原状回復保証付き。
学割プラン
学生さん専用プラン。
要連帯保証人で格安の保証料。
事業用
事務所・店舗・貸地・駐車場・コンテナ・トランクルームのプランです。
参考:ナップ公式サイト
ナップ公式サイトには具体的な保証料は明記されていません。
これは提携している不動産会社によっても保証料が変わるためです。
ちなみに参考までに、筆者の近隣の不動産会社のナップの保証料はスタンダードプランで、
★一括型
- 初回保証料:月額合計の70%
- 年間保証料:なし
★更新型
- 初回保証料:月額合計の50%
- 年間保証料:1年毎に1万円
となっています。
家賃保証料の一般的な相場は、
★家賃保証料の相場
- 初回保証料:月額合計の50%
- 年間保証料:1年毎に1万円
となりますので、ナップの保証料は相場どおりに収まりやすいと思います。
保証会社ナップの審査日数
最近の家賃保証会社の審査は年々早く結果が出るようになっています。
保証会社ナップの審査結果も遅くとも2日~3日には結果が出るでしょう。
保証会社ナップの審査が3日以上経っても結果が出ない場合、何かしらの問題が発生している場合がございます。
- 申込書の不備がある
- 必要書類に不備がある
- 仲介業者・管理会社・保証会社・オーナーのどこかしらで審査が止まっている
審査が長引いてしまっている理由はさまざまあります。
まずは仲介業者の担当者に確認連絡をすることが大事です。
詳しくは下記の記事で解説をしておりますので、よろしければ参考にご覧ください。
賃貸入居審査の期間はどのくらい?即日で結果出る?【賃貸営業マンが徹底解説します】
まとめ
今回は保証会社ナップの審査について詳しく解説をいたしました。
保証会社ナップは独自の審査基準で審査を行っているため、審査基準は甘いです。
過去に保証会社ナップで家賃を滞納したりしていなければ、ほとんどのケースで入居審査に通過することができるでしょう。
皆様のより良いお部屋探しを心よりお祈り申し上げます。