「これから入居審査を受けるけど…
土曜日日曜日でも入居審査は行われるのかな?
土日の入居審査について詳しく知りたい!」
このような疑問にお答えします。
筆者は賃貸営業歴5年の賃貸営業マンです。
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格も保有しています。
これから賃貸の入居審査を受けられる方で、
「土日でも入居審査は行われるのか」
このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
さっそく結論をお伝えしますと、
入居審査は土日でも行われることがほとんどです
ですので入居審査が土日をまたいでしまう方もあまり心配されなくても大丈夫です。
しかし、中には土日が定休日となっている不動産会社も存在します。
土日が定休日となっている不動産会社の場合だと、土日の間は入居審査が進まない形となってしまいます。
今回の記事では、
- 入居審査が土日に行われるケース
- 入居審査が土日に行われないケース
上記2点の土日の入居審査について詳しく解説をしていきます。
また、入居審査が遅れてしまう原因についても解説をしていきますので、この記事をお読みいただくことでスムーズに入居審査の結果を出すことができますよ!
入居審査が土日に行われるケース
冒頭でも少しお伝え致しましたとおり、ほとんどのケースで土日でも入居審査が行われる形となります。
お部屋探しをされる方は平日よりも土日の方が多く、不動産会社も土日は営業しているところがほとんどです。
ですので、
「不動産会社が土日休みで入居審査が進まない…」
といったことはかなり少ないです。
もちろん「土日が定休日となっている不動産会社」も少なからず存在しますが、この点についてはまた後述します。
家賃保証会社もほとんどが土日に営業をしている
また、賃貸の入居審査は不動産会社だけで行われるわけではありません。
近年では連帯保証人を立てずに家賃保証会社に加入して賃貸契約を結ぶ事が一般的となっています。
ですので、家賃保証会社が土日に営業をしていないと入居審査を進めることができないのですが、ほとんどの家賃保証会社が土日もしっかり営業しています。
土日に営業をしていないような家賃保証会社では不動産会社も利用しづらいので当然と言えば当然ですね。
具体的にいくつか有名な家賃保証会社を挙げますと、
- 全保連
- 日本セーフティー
- オリコフォレントインシュア
- 日本賃貸保証(JID)
上記のような大手家賃保証会社はしっかりと土日も営業していますので安心です。
家賃保証会社に関しては、土日に営業をしていない家賃保証会社はかなり稀ですのであまり心配されなくても大丈夫です。
また、各家賃保証会社の審査に関する詳細は下記の記事を参考にご覧ください。
・全保連の審査はゆるい?厳しい?知っておくべき8つのポイント
・日本セーフティーの審査はゆるい?厳しい?知っておくべき7つのポイント
・オリコフォレントインシュアの審査はゆるい?厳しい?評判も含めて解説
・日本賃貸保証(JID)の審査はゆるい?厳しい?口コミ評判も含めて解説
入居審査が土日に行われないケース
不動産会社も家賃保証会社もほとんどがしっかり土日に営業をしてくれるので、
「入居審査が土日に行われないケース」
はかなり稀なケースとなります。
しかし不動産会社が土日に定休日となっているケースはたまに見られます。
大手不動産会社で例をあげますと、
- 大和リビング(日曜定休)
- 積水ハウス不動産(日曜定休)
土日両方とも定休日ではないものの、日曜日に審査の受付けができないのは仲介不動産会社としてもかなり痛いです。
さらに大和リビングは「大和リビング(D-room)審査結果の連絡は遅い?日数は?」でも解説しているとおり入居審査に時間が掛かる不動産会社です。
大和リビングの入居審査を受けられる方は、契約手続きなどのスケジュールが非常に厳しくなりがちなのでご注意ください。
上記のように、土日が定休日のため審査が進まない不動産会社も存在します。
急ぎの入居の方で審査結果を早急に出さなければいけない方は、管理会社定休日も考慮しておいたほうがよいでしょう。
入居審査が遅れてしまう原因
最後に入居審査が遅れてしまう原因について解説をしていきます。
審査が遅れてしまう原因を無くすことで、スムーズに入居審査の結果を出すことができるでしょう。
入居審査が遅れてしまう原因としては、
- 入居申し込み書に不備がある
- 不足書類がある
- 保証会社からの電話確認が取れない
- 不動産会社や家賃保証会社のミス
おもに上記4点がございます。
それぞれ詳しく解説をしていきます。
①入居申し込み書に不備がある
入居申し込み書の内容に不備があると、入居審査は滞ってしまいます。
よくある入居申し込み書の不備としては、
- 勤務先の詳細が空白
- 緊急連絡先の勤め先や住所が不明
- 身分証が不鮮明
などです。
入居申し込みをする前から予め確認しておくのが一番スムーズです。
②不足書類がある
入居審査には身分証や所得証明書などの書類が必要なケースがあります。
このような必要書類が揃うまでは入居審査は一度保留となってしまいます。
不動産会社から指示された書類は早急に提出するようにしましょう。
③保証会社からの電話確認が取れない
近年は少なくなりつつありますが、入居審査の際に家賃保証会社から意思確認による電話連絡が入ることがあります。
入居者本人と連絡が取れないことはほとんどありませんが、緊急連絡先の方と連絡が付かずに入居審査が滞ってしまうことは珍しくありません。
賃貸の入居審査の緊急連絡先になっていただく方には、事前に家賃保証会社から連絡が入ることを伝えておくようにしましょう。
④不動産会社や家賃保証会社のミス
またその他にも、
- 管理会社のミス
- 仲介不動産会社のミス
- 家賃保証会社のミス
など…入居者側がどうすることもできないミスによって審査結果が長引いてしまうこともあります。
たとえば管理会社がうっかり家賃保証会社の審査にかけ忘れていたケースなどですね…
賃貸の入居審査では多くの会社と多くの人が関わることになります。
どこかしらで問題やミスが発生して、入居審査の結果が10日以上出ないなんてこともたまにあります。
このような問題や解決策をまとめた詳細記事もございますので、よろしければ参考にご覧ください。
入居審査に時間かかりすぎ!10日以上、二週間以上かかるもの?
まとめ
今回は土日の入居審査について詳しく解説をいたしました。
賃貸の不動産会社や審査を行う家賃保証会社は、ほとんどの会社で土日も営業していますので、土日だからと言って審査が進まないということはあまりありません。
しかし、大和リビングや積水ハウス不動産などのように土日が定休日となっている不動産会社も少なからず存在します。
そのような不動産会社では審査結果が少し遅れてしまう可能性がございますのでご注意ください。
また、入居審査が遅れてしまう原因を無くしてスムーズに入居審査の結果が出るように心掛けていくことも大切と言えるでしょう。
皆様のより良いお部屋探しを心よりお祈り申し上げます。