「これから部屋探しをするけど…
過去に入居審査に落ちて審査が不安…
入居審査がない賃貸物件や入居審査がゆるい不動産会社ってあるの?」
このような疑問にお答えします。
筆者は賃貸営業歴5年の賃貸営業マンです。
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格も保有しています。
これから部屋探しをされる方で入居審査に不安を感じている方も多いことと思います。
入居審査にはあまり気を遣わずにお部屋探しをしたいですよね…
「入居審査がない賃貸物件があればいいなぁ」
このようにお考えになられる方もいらっしゃると思います。
しかし、残念ながら入居審査がない賃貸物件はほぼ存在しません。
ですが、入居審査がゆるい不動産会社は存在します。
賃貸の入居審査は不動産会社ごとに審査基準が大きく異なるので、審査が厳しい不動産会社もあれば、審査のゆるい不動産会社もあるからです。
そこで今回は、
- 入居審査なしの賃貸物件ははぜ存在しないのか
- 入居審査のゆるい不動産会社の特徴
- 入居審査のゆるい不動産会社を4社紹介
おもに上記3つのポイントについて詳しく解説をしていきます。
この記事をお読みいただくことで、入居審査のゆるい不動産会社が分かりますよ!
入居審査なしの賃貸物件はほぼ存在しない
冒頭でもお伝えいたしました通り、残念ながら賃貸の入居審査がない物件はほぼ存在しません。
全くないとは言い切れませんが、少なくとも筆者が勤めているエリアでは入居審査なしの賃貸物件は一つもありませんね。
「保証人不要」と記載された物件でも入居審査は存在する
「よく保証人不要って書いてあるけど…
あれは入居審査がないってことなんじゃないの?」
このような疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
一見すると確かに、
「保証人不要=入居審査がない」
と捉えることができそうですが、実際は違います。
「保証人不要=連帯保証人を立てる必要なし」
という意味で、連帯保証人を立てずに賃貸契約を結べますよという意味です。
最近では、連帯保証人を立てずに家賃保証会社に加入して賃貸契約を結ぶ形が一般的となっています。
そのため、連帯保証人なしで賃貸契約を結べますが、入居審査は家賃保証会社を通して行われます。
決して「保証人不要=入居審査がない」という意味合いではないのでご注意ください。
なぜ賃貸の入居審査は必要なのか
賃貸のアパートやマンションは所有者(オーナー)の財産であり、賃貸借契約はその財産の一部を借りることができる契約です。
当然、部屋を借りている期間には賃料が発生し、退去の際には原状回復費用も発生してきます。
オーナーとしてはしっかりとルールを守り、賃料などの費用を支払ってくれる人に入居してもらいたいです。
そのためにはやはり、家賃の支払い能力がある人物かを賃貸契約の前にしっかり審査する必要があります。
さらに万が一入居者が家賃を滞納しても保証が取れるように、家賃保証会社に加入することが一般的となっているのです。
入居審査で見られるのは家賃の支払い能力だけではない
さらに賃貸の入居審査では、家賃の支払い能力だけではなく、入居後にトラブル(騒音やゴミなど)を起こしてその他の入居者へ迷惑をかけない人物かも確認しています。
また、家賃保証会社の中には「前科があるかないか」という点に着目している家賃保証会社もあり、その他の入居者が快適に安全に生活ができるかという点も入居審査では考慮されています。
実際に私が勤めている不動産会社では、過去に前科があり審査が不承認となったケースもあります。
その他の入居者の立場に立った時に、やはり入居審査はしっかり行われるべきだと思いますよね…
入居審査がない物件には注意が必要
上記の点を踏まえると、逆に入居審査がない物件があった場合は注意が必要です。
「入居者の質」という言葉はあまりいい表現ではないかもしれませんが、入居審査がない物件では、入居者全体の質が低く、入居した後に騒音やゴミのトラブルが絶えなかったり、それ以上のトラブルが起きる可能性が高い危険な物件だと言えるでしょう。
賃貸の入居審査には、
入居者全体が快適に安心して生活できるように、そしてオーナーも家賃滞納リスクを無くして安心して物件を貸せるように、「賃貸の入居審査」には非常に重要な意味があるのです。
入居審査がゆるい不動産会社の特徴
上記で解説いたしましたとおり、入居審査がない物件はほぼ存在しませんが、入居審査がゆるい不動産会社は存在します。
入居審査がゆるい不動産会社には大きく分けて2つあります。
- 入居審査のゆるい保証会社を利用している不動産会社
- 家賃保証会社を利用せず、独自の審査基準で入居審査を行う不動産会社
それぞれ詳しく解説をしていきます。
入居審査のゆるい保証会社を利用している不動産会社
家賃保証会社には大きく分けて「独立系」と「信販系」があり、「独立系」と呼ばれる家賃保証会社は審査がゆるいです。
独立系の家賃保証会社は、独自の審査基準で入居審査を行い、クレジットカード滞納歴などの個人信用情報は一切審査に影響がないため、審査がゆるくなります。
反対に、信販系の家賃保証会社は、クレジットカードの滞納歴など個人信用情報を主として審査を行うため、独立系の保証会社よりも入居審査が厳しくなります。
入居審査のゆるい独立系の保証会社には下記のような保証会社があります。
- フォーシーズ
- 日本セーフティー
- Casa
- 日本賃貸保証(JID)など
上記の中でも「フォーシーズ」は審査承認率98%とも言われていて、賃貸業界でも入居審査がゆるいことで有名な保証会社です。
筆者の勤めている不動産会社ではフォーシーズを利用していないので実体験をお伝えすることができないのですが、
- 日本セーフティー
- Casa
上記の2社は筆者の勤めている不動産会社でも利用しており、やはり審査通過率は高めです。
中でもCasaは自己破産されているお客様でも入居審査に通過した経験があります。
また、下記の記事では入居審査のゆるい保証会社についてさらに詳しく解説をしていますので、参考にご覧ください。
【知っておきたい】賃貸保証会社で審査が甘いのは?詳しく解説します
家賃保証会社を利用せず、独自の審査基準で入居審査を行う不動産会社
入居審査がゆるい不動産会社として、
家賃保証会社を利用せず、独自の審査基準で入居審査を行う不動産会社
が挙げられます。
個人信用情報を確認されることもありませんし、家賃滞納歴を共有されていることもありませんので、必然的に入居審査がゆるくなります。
上記のような不動産会社の物件を選択することで、入居審査に通過できる可能性は高くなると言えます。
ただし、そのような不動産会社を自分で見つけるのはかなり難しいです。
ですので、物件のお問い合わせや不動産会社に来店した時に、
「審査が不安なので入居審査に通りやすい物件を紹介してください」
と伝えれば担当の営業マンが入居審査のゆるい不動産会社の物件を紹介してくれるでしょう。
入居審査がゆるい不動産会社を4社紹介
ここでは筆者がおすすめする入居審査がゆるい不動産会社4社をご紹介します。
- ビレッジハウス
- 部屋まる
- レオパレス
- 大東建託
それぞれ詳しく解説をしていきます。
1.ビレッジハウス
ビレッジハウスは、
「家賃保証会社を利用せず独自の審査基準で入居審査を行う不動産会社」
ですので、個人信用情報にキズがある方でも問題なく入居審査がゆるいです。
また、
- 無職の人
- 生活保護の人
- 高齢者の人
- 外国籍の人
入居審査の受け入れも広いため、どなたでも審査を受けることができます。
さらにビレッジハウスが取り扱っている物件は家賃2万円台からですので、収入に対する審査基準が低いことも審査がゆるい大きな理由です。
加えてビレッジハウスは、
- 敷金なし
- 礼金なし
- 仲介手数料なし
- フリーレント1ヶ月
となっており、業界一安い初期費用と言っても過言ではない安さとなっています。
審査のゆるさだけではなく、初期費用や家賃の安さも大きな魅力の不動産会社です。
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さらに詳しくビレッジハウスについて知りたい方は下記の記事をご覧ください。
・【ビレッジハウスの入居審査】知っておくべき7つの重要ポイントとは?
・【初期費用5万円以下】家賃も格安なビレッジハウスの重要な10のポイント!
・【ビレッジハウス全1065物件】全国47都道府県別の平均家賃や間取りを徹底解説!
2.部屋まる
部屋まるは「家賃6万円以下の物件のみ」を取り扱う仲介不動産会社です。
そのため収入に対する審査基準が低い物件が多く、入居審査がゆるい物件が多くなります。
また、部屋まるは仲介不動産会社ですので、
-
- 無職の人
- フリーターの人
- 生活保護の人
など…入居審査に不安をお持ちの方にも審査に通りやすい物件を紹介してくれます。
対応エリアは東京・埼玉・千葉・神奈川の1都3県。
埼玉・千葉・神奈川エリアなら家賃1万円台の物件も…
首都圏エリアで家賃6万円以下でお探しの人におすすめの不動産会社です。
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部屋まるの詳しい内容は下記をご参照ください。
・【無職でも大丈夫?】部屋まるの入居審査7つの重要ポイント!【賃貸営業マンが徹底解説】
・部屋まるの全てが分かる!口コミ評判を含めた8つの真実【ボンビーガールで話題の不動産屋】
3.レオパレス21
レオパレスは「プラザ賃貸管理保証」というレオパレスのグループ会社の保証会社を利用しています。
独自の審査基準で審査を行うため、過去にレオパレスの物件で滞納歴がなければ審査に通過する可能性は高いです。
また、
- 無職の人
- 生活保護の人
- 高齢者の人
- 外国籍の人
レオパレスも入居審査の受け入れが広いため、どなたでも審査を受けることができます。
さらに、短期契約やマンスリー契約の場合は利用期間内の料金を全て前払いする形となりますので、家賃支払いによる審査がなく家賃保証会社の審査がありません。
ですので、過去にレオパレスでトラブルをなど起こしていなければ、ほぼ誰でも入居することができるでしょう。
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レオパレスの詳細について知りたい方はこちら
・【知っておきたい】レオパレスの入居審査7つの重要ポイント!
・【レオパレスの全てが分かる】30名の口コミ評判!15の真実とは?
4.大東建託
大東建託も「ハウスリーブ保証会社」という大東建託グループ会社の保証会社を利用しているため、独自の審査基準となり審査はゆるめです。
ただし、大東建託は家賃に対する収入割合の審査基準がしっかりありますので、収入がそれなりにある方でないと審査に落ちてしまう可能性があります。
また、大東建託も無職の方や外国籍の方でも入居審査は可能ですが、準備しなければならない書類などが多く、レオパレスやビレッジハウスと比べると厳しめの入居審査となります。
しかしそれでも、全国に113万戸も管理戸数があり、大手賃貸不動産会社という点を考えれば入居審査はゆるい不動産会社と言えます。
大東建託の詳細についてはこちら
・大東建託の審査は厳しい?保証会社は?審査日数・必要書類など賃貸営業マンが徹底解説!
・【大東建託の全てが分かる】21名の口コミ評判!9つの真実とは?
まとめ
今回は入居審査がない物件や、入居審査がゆるい不動産会社について詳しく解説をいたしました。
入居審査がない賃貸物件はほぼ存在しませんが、入居審査がゆるい賃貸物件はあります。
入居審査のゆるい保証会社を利用している不動産会社の物件や、入居審査がゆるい不動産会社の物件を選択することで、入居審査に通過できる可能性が高まるでしょう。
この記事が皆様の少しでもお役に立ちましたら幸いです。
皆様のより良いお部屋探しを心よりお祈り申し上げます。